ブログの記録

【メモ】決意表明とお別れの言葉

投稿日:

ここ最近、色々ありまして。

予告していた「育児漫画目録」だけではなく、「末尾」としてのネット活動を9割がた終了します。
オンラインバル・ハラユキと、PixivFANBOX、残せればTogetterは残しますが、いずれも応援する作品が軌道に乗ってきたら、アカウントを削除するなどして終了します。

始めようと思っていた「オンライン両親学級」「新人漫画家支援サイト」は取りやめ、「料理漫画目録」の更新も停止します。

人生の伏線回収

昨年末の記事にも書きましたが。
2015年1月に統合失調症を発症し、子どもらを夫に預け、強制的に1カ月入院しました。

2017年12月に、母が癌で亡くなり、2018年2月に統合失調症を再発。
2018年9月に、父が脳梗塞で死にました。

母が死んでからずっと、人生の伏線回収が起こっていまして。
私が過去にした失敗も、成功も、今、この時の為のものだったんだ…!と思う場面が増えました。

様々な経験と思考、試行錯誤を経て、ようやく、自分の原点のような場所に辿り着きました。
今は、忘れていた自分を思い出したような、昔の自分ともう一度出逢ったような気持ちでいます。

一方で、突然死した父の最期は正直、無念でなりません。
育児ではない世界を、人間の最期を、今と違ったものにしたいと強く願うようになりました。

家族の変化

時を同じくし、今まで全くやる気がなかった(苦笑)、クリエイターである私の家族がやる気になりました。私の夫はゲームプランナー、姉は幼い頃から漫画家を志望、兄はイラストレーターを目指していました。

去年、母の新盆で里帰りした時、兄が「最近やっと、自分が作りたいものが見えて来た気がする。とりあえず、動画でも作ってみようかと思って」と話してくれました。
先週(1月10日)、夫が「自分1人の力でゲームを完成させたい」と言いました。
昨日(1月15日)、姉が「ブログとかやってみようかな…?」と口にしました。

過去に何度か「ブログやらない?」「ゲーム作ってみない?」等、提案したり声をかけたりもしましたが、3人とも全くやる気にならなかったのに…!

ようやく、彼らの心に火が灯ったようです。
3人とも、やると言ったらやる人です。

裏話的な話

今まで明かしてませんが、「育児漫画目録」には裏テーマ、隠していた目的が2つあります。
1つは私が大切に想う3人のクリエイターを有名にしたいという想い。
もう1つは世の中を変えること、でした。

色々な情報をかき集めて、彼らが作品を作ったら、すぐに売れる、評価される状態を作りたかった。
手間を省き、スピーディに結果が出せるようにしたかった。

でも使ってもらえなかった。

集めた情報が勿体なかったこと、育児漫画を通じて知り合った作家さんが増えたことから、役に立つかな?と思い、読者ではなく「マンガを描く人向けの記事」を書いていました。

昨日、姉にそれらの記事を読んでもらうことが出来ました。
隠していた目的の1つを果たしました。

育児漫画をとりまく環境の変化

私が第一子を出産したのが2012年5月。
「育児漫画目録」を始めたのは2013年4月ですが、そこから5年経ち、インターネットの状況は大きく変わりました。

2012年当時は、妊娠・出産・育児漫画の情報は「Yahoo!知恵袋」といったQ&Aサイトに点在する程度で、しかもその情報が古く、『私たちは繁殖している』『ママはぽよぽよザウルスがお好き』『うちの3姉妹』『ママはテンパリスト』以外の作品は数えるほどしかありませんでしたし、実録マンガと創作マンガをごちゃ混ぜにしていました。

ブログに関しては、ブログランキングを見る程度。上位作品に人気が集中しているように見えましたし、私好みの作品とは出逢えませんでした。

2013年、「育児漫画目録」として単行本情報をまとめ始めました。
当初は単行本情報だけに絞る予定でしたが、『王子と赤ちゃん』(面白いWEB連載)や『イクメンパパはエロ漫画家』(面白いブログ)とめぐり逢い、WEBで無料で読める漫画の情報をまとめたり、紹介するようになりました。

そうした内に、育児漫画を扱う「コノビー」のような子育てサイトや、「赤すぐみんなの体験記」といったマタニティサイトが作られ、少しづつ人気を得、存在感を増してきました。

ずっと抱えていた願いと悩み

実はずっと
「私が邪魔だ…なんでお前が選んでいるんだ。それは違うだろう」
「私を挟まずに誰でも好きなマンガを選べる状態にならないか」
「こういった情報サイトは必要だけど、時間かかり過ぎるのでどうにかしたい」

…そんなことを思いながら、情報を更新してきました。

また、
「育児に苦しむ人の、スマートフォンから見る世界を変えれば、その人の人生は良い方向に変わるはずだ」…と、姿の見えない、苦しんでいる誰かの姿を思い描きながら、育児漫画の情報を拾い集めて、積み重ねて積み重ねて、積み重ねて来ました。

ハラユキ(旧PN:カワハラユキコ)さんに、「育児漫画目録」を「狂気のブログ」と褒めてもらいましたが、他人が見たら気が狂ったように見えるほど、自分の情熱を想いを、今の育児を、この世界を、変えたいと望む気持ちで、自分が思いつく限りの手段と方法を駆使して、全力で更新してきました。

そして、「ボトムアップ」を究めた、どん詰まりまでたどり着いた、限界を感じるところまで来ました。

満願成就

その一方で、2018年頃に、私が目指していた、欲しいと熱望していた世界を手に入れることが出来ました。

Instagramでの育児漫画(「#育児絵日記」「#育児漫画」)投稿が活発になり、Googleのキーワード「育児漫画」検索結果が、「#育児漫画」になった。

作者がタグをつけて投稿するという、一番効率が良い形で情報が集積されるようになりました。
量が多すぎるのでやっぱりキュレーション、まとめは必要ですが、ある程度は読者人気で淘汰できます。

満願成就です。

現在の悩み

ここ最近色々考えたんですが、私が育児漫画の進化、変化の邪魔をしているな~…と思えて来たんですね。
もう、私の関与が必要な、誰かのサポートが必要な時代は終わりました。

また、私が最も作品を作って欲しい3人がやる気になった。
ならば、彼らが作品を作りやすい状態をサポートすることの方が優先順位が高い。

育児に関しても、育児漫画に関しても、私の家族に関しても、風向きが変わった。
ならば、未練を残さずさっさと立ち去った方が良い、というのが私の考えです。

私は原点に戻りましたが、汚点を残したい気持ちはありません。

これからのこと

当初、今年3月まで更新を続け、その後も単行本情報はまとめる予定でしたが、書く記事を絞って、1月末で完全に停止します。

便利になったもので、単行本の新刊情報は、Amazonで「育児漫画」と検索したら8割は拾えます。AIって賢いですね。
私は残り2割を調べ上げ、98%くらいの精度に高めて情報発信していましたが、その為に掛かる時間は膨大です。

また、現在は作家も作品も増え、SNSを通じて出逢った好きな作家やブロガー、応援する作家の作品しか買わない人も多いようです。

私の情報が役立つ人が少なく、労力に見合いません。
そんなことに時間をかけるのは無駄だと思いました。
(「登校拒否の体験談」や「発達障害の子どもを持つ方の育児漫画一覧」くらい反響があれば良いんですが、他に思い浮かばない…)

出来るだけ長く、健康を維持したいという気持ち

完全撤退する理由は、もう一つあります。私の体調に関してです。

今は元気に過ごしていますが、我が家は家系的に、心臓と、脳に疾患を生じやすいようです。
祖父は心筋梗塞で逝き、祖母は生きていますが何度か軽い脳梗塞を、伯父は復活しましたが心停止状態になったことがあるし、父は心臓がダメになってペースメーカーに変えた後、脳梗塞がきっかけで死にました。

私が今と同じように、全力でこういった活動を生き続けていたら、多分、くも膜下出血といった疾患により早世するか、脳梗塞となり身体機能障害を得るのではないか、といった想像をするようになりました。

現在は高血圧、糖尿病などの病は、自分で数値を計って対処することが出来ますが、心臓や脳の疾患を事前に予防するには、定期的な検診と、健康的な生活しかありません。

私はずっと、思考しています。ごはんを食べているときも、子どもと遊んでいるときも、ずっとずっと考えています。寝るまで。ついでに、夢もみません。

実際、人生の中でうつ病に2回、統合失調症に2回なっていますが、脳の負荷が高すぎる、「考えすぎ」という病気になっている気がします。

統合失調症再発を機に、酒は辞めたんですが、人と違う情報ブログを作って、何かを変えた気になって自分に酔う…といったことも、辞めた方が良いのではないか。そう思うようになりました。

若い人や子どもたちの成長

インディーズマンガ『ブス界へようこそ』と出逢ったのをきっかけに、作者の河野さん(23才)とTwitterで交流させて頂いてますが、彼の賢さ、理解力の高さに驚かされました。

私の感覚は古いな、そしてスピードが遅いな、と。
自分の未熟な部分に気付けました。

また最近、私の娘たちの成長が著しいです。
彼女らは既に「東方シリーズ」の絵を描き、オリジナルのイラストも、なんというか「中2病って低年齢化するんだ…」みたいな絵を描きます。ごってごて。

これを「子どもっぽくない」と解釈する人もいるでしょうが、現在の子どもが接する情報密度はそれくらい、濃度が高いものだと思うんです。その中で自分なりの美学に基づいて、「大好き」を見つけ出している。

スピードも速く、情報も多い。
自分自身が、原点回帰するまでに40年かかったこともあり、彼女たちが自分の「好き」を見失わないか心配です。

また、うちの3人は、元々クリエイター気質ですが、「自分に適した表現媒体」を見出すのに時間がかかりました。
それは例えば、「インディーズ・ゲームクリエイター」「ブロガー」「YouTuber」といった新しい職業を知らなかっただけなのかも知れません。

私の子どもたちが、どう育つかは彼女らの自由ですが、私が出来ることもあるはずです。
例えば様々な場所に足を運び、色々な体験をするきっかけを作る。
例えば、幼い時期から無駄を削いだ、本質的な作品(水墨画や枯山水、盆栽など)に触れてもらい、知識や経験のバランスを取った方が良いのではないかと考えています。

結論:時間が足りない

今まで通りに過ごしていたら、私の時間が足りません。
色々な角度から眺めて、「末尾」としての活動は終わって良い。もう消えた方が良いと判断しました。

おわりに

脳の話は深刻そうですが、今現在、体調が悪いとか、悩んでいるとか、そういったことはありません。
次のステップを踏み出すために、新しい何かをつかむために、終わる時が来ただけです。

まずは自分のことを。そして自分が大事に思う家族のサポートをします。
インターネット、外の世界はその後です。

今までご愛読、応援、ありがとうございました。

これからのスケジュール

2019年1月31日 更新停止
2019年2月1日 Twitter・Instagram等、SNSアカウントの削除
       「末尾」アカウントは「オンラインバル・ハラユキ」と、
        「夏目義徳さんのPixivFANBOX」
        河野大樹さんを応援するための「Togetterまとめ」を残し終了。

1月末までは、ブログの記事の整理と、発信したい情報の更新を行います。

更新が止まっても「問い合わせ」対応はしますし、Twitterの新アカウントが知りたいと方がいれば、お声がけ頂ければお知らせします(私からお伝えする場合もあります)。

全体として、今はこんな気分です。オワラセナイト~♪と歌い、踊りながら終わらせています。

それでは、あと半月とわずかな期間となりますが、よろしくお願いします。

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