【読書記録】最近読んだ本メモ

【一口感想】毒婦 和歌山カレー事件20年目の真実(田中ひかる)~丁寧に綴られたルポルタージュ

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Twitterに投稿した感想です。
それではどうぞ~

毒婦 和歌山カレー事件20年目の真実(田中ひかる)

作者さんのSNS情報

作者の田中ひかるさんは歴史社会学者。SNSはやってないようです。

●サイト:田中ひかるのウェブサイト

感想

結論を言ってしまうと、「和歌山カレー事件は冤罪の可能性が高い」という、静かな主張です。

そして冤罪が産まれる構造のようなものが見える。
それはグロテスクでも何でもなく、身近にありそうな構造にも見える。

私もある日突然、犯人に仕立て上げられるかも…。
そんな不安が浮かぶくらい、割とアッサリと犯人扱いされ、死刑宣告も受けているのですね、林真須美被告は。

子ども達は施設に送られ、親と離れて20年という歳月を過ごしていて。

暴走とも言える、その流れを止めることが、出来なかった不思議。
面白がる話では無いけれど、読み応えのある一冊でした。

田中ひかるさんの著作

この本は、田中ひかるさんが書いていたから読みました。
田中ひかるさんの本はやはり面白いし丁寧ですね。

『生理用品の社会史-タブーから一大ビジネスへ』も面白かったです。
歴史的な資料を丁寧に積み重ねて描いてあるのが特徴かな。

【読後感想】『生理用品の社会史-タブーから一大ビジネスへ』(田中ひかる)~生理用品の登場と”月経観”の変化の記録~

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マスコミは何をしているのだろう?

大騒ぎだった『和歌山カレー事件』、えん罪っぽいというか、えん罪じゃないと説明がつかない…。
こういった指摘は大事だと思うんですが、研究者ではなくマスコミの仕事な気はするんですよね…。
(田中ひかるさんは社会学者という認識でいます。)

作品が気になった方はこちらの記事もどうぞ~

和歌山カレー事件・20年目の真実〜林真須美は本当に毒を入れたのか(田中ひかる)

和歌山カレー事件「死刑囚の子どもたち」が生きた20年(田中ひかる)

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