今日は読んだ本に関連して、性的犯罪やリベンジポルノについて思うことをつらつらと。
性的、暴力的な表現がありますので、閲覧注意です。すみません。
興味のない方はそっ閉じでお願いします。
※これ以降は、読む人が気持ちが悪くなるかもしれない表現があります
母親の指示で、実の祖父母を殺害した17歳の少年を追ったルポルタージュです。
2014年3月、埼玉県川口市で起きた、実際に起きた事件です。
内容については、治部れんげさんのレビューが分かりやすいと思います。
●祖父母殺害の17歳少年を描いた『誰もボクを見ていない』、全ての大人に読んでほしい
この本の中で印象的だったのは、少年が「性同一性障害」で、心は女性性であったこと。
実際に殴る、蹴るといった暴行もあったけれど、母と義理の父との夜の営みを目の前で見せられたりもしていて。義父のシンボルを口にツッコまれたりもしたそうです(うえええ…ってなった)。
中身は女性なのに、殴られて歯が折れたり、顔が貼れたり。
お風呂に入れないのも悲しかったと。
少年は「身体が女だったら、もっと酷いことをされていたかも知れない」「妹がそういった目に遭わないようにしなければ」と言っていて。
正直、作中に描かれた母親なら、娘の身体を売っても不思議はないです。
写真や動画に撮られるかもだし、直接的な行為を売ることも。
だってお金の為に実の両親を、実の息子に殺すよう指示する母親ですから。
少年と、少年の妹を助けるには、この酷い母親をどうにかしなければならないのです。
本を読んでから「どうしたらよいのか」考えていますが、いまだに分かりません。自問自答しています。
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話が大きく飛びますが。
性的犯罪と言えば売春もありますが、「リベンジポルノ」とかもありますよね。
リベンジポルノとは、元交際相手や元配偶者が、別れた腹いせ等の仕返しとして、被害者の裸の写真や性行為の動画といった記録を、本人に無断でインターネット等に公開されること。
これが元で殺人事件も起きています。
※三鷹ストーカー殺人事件
●女子高生は「リベンジ・ポルノ」で二度殺された
SNS全盛の昨今。軽い気持ちで交際相手に裸の写真を送ったり、はあるようです。
出会い系サイトだと言葉巧みに若い子に「写真を送って」と頼む手口もあるようだし…。
家出した女の子がお金や宿を得るために出会い系サイトを利用して体を売って、撮影までされてしまったりとか。
書きながら被害者の女の子の気持ちを思うと悲しくなって。涙出てくる。
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…とはいえ、この殺人事件をもとに、対策となる法律も制定されています。
「リベンジポルノ防止法」です。
対応策など、詳細はこちらの記事が分かりやすいです。
●リベンジポルノ|人生を台無しにしないために知っておくべき全知識
リベンジポルノは悪いことですが、ちょっと前に、元株式会社はてな、現在は株式会社一休の社長である伊藤直也さんが遭ったリベンジポルノは社会的制裁として正しいように思いました。
いや、法律的には違法なのですが、警察にも守ってもらえなかった被害者が、ネットを使ってその名の通り「リベンジ」した案件。
私ははてなブクマカーなので、ほぼリアルタイムで彼女の暴露を見てたんですけど(悪趣味ですが気になってしまった)、複数のブログサービスを使い、はてなブクマカーを巻き込んでいく手際の良さ。
彼女がパワフルで賢い女性で良かったと思いました。
(法的には全然ダメなんだけども)
加害者(不倫相手だった女性)の発言を読んでいると、女性の方がかわいそうというか、伊藤さん酷いわー…としか思えませんでした。
警察に突き出されたり、ひきづられたり、堕胎を求められたりとか…。自殺未遂までしていて。
被害者だった看護師の女性が、死ぬ前に復讐しようと行動した、て案件なのです。
この件の時系列はこれが分かりやすいかな。
●直也さんとかほ里さんが仲良くなれますように~(笑)
彼女が公開していたfc2ブログのアーカイブ。
ブログを削除してもアーカイブは残る…。
●株式会社一休CTO 元はてなCTO 伊藤直也(naoya_ito)の不倫ブログ
Twitterでも暴露してたと思います。
https://twitter.com/neenya00/
騒動を受けて、伊藤さんは謝罪文を出しています。
●Aさんの件について(※削除されたのでリンクはアーカイブ)
ただ、この謝罪もどうなの?て意見が多かった。
●伊藤直也氏の謝罪文について(※これまた削除されたのでアーカイブ)
リベンジポルノはダメだと思うのですが、性犯罪は女性の方がリスキーなのに男性が罪に問われにくいとも感じていて。
アーカイブは便利だし役に立つけれど、やっぱりコワイと思うし、ネットに情報を上げる時にも気を付けないと。
これについては結論が出ないんですけど、うちの娘たちの性教育についても、ネットリテラシーについても、しっかり教えないといけないな~…などと思いました。
結論でませんが以上です。
それでは~