タイトルの通りですが。
基本、私は育児漫画=作者の体験を元にした実話系コミックエッセイ と定義して色々な一覧をまとめています。
ただ最近、実話系の育児マンガの一覧がまとまってきたのと、ちょろちょろとした情報を拾う検索作業に飽きた(^_^;為、ノンフィクション(創作系)の育児マンガをまとめるか~…と思っております。
昨日から検索を開始し、マンガのタイトル自体は40くらい拾えたのですが、調べていると「これって育児マンガと呼んでいいのかな?」と思うものも多い。
自分の中の創作育児マンガのイメージとして近いのは「うさぎドロップ」の3巻くらいまで、です。
それまで独身で一人暮らしだった大吉が突然、保護者として5歳の女の子・りんの面倒をみることになる。
大吉が、朝時間が無くて朝食が…!とか、自分がこの娘の髪の毛結ぶの!?と困ったり、会社では部署移動して嫌味言われたり、新部署の人と子育て話したり。
そうしながら、りんという子供がいる毎日に慣れていく。
育児あるあるも多いし、役に立ちそうな情報もある。
「うさぎドロップ」も後半は、りんが高校生に成長して恋愛物語になっていくため「あれ?これ育児マンガじゃなかったの…?」…という残念な感もありますが(それはそれで面白いのですけど)、初期の子育ての描写は秀逸だと思います。子供ほしくなりましたもん(最初読んだのは妊娠する前)。
でも、例えば、「よつばと!」は育児マンガなの?というと「うーん??」と悩む感じ。
5歳のよつばちゃんの描写は秀逸だし、あずまきよひこさんは子育てをして描いているんだろうなあ、と思う。
とーちゃんの叱り方はうまいなあ、真似しよう、と思う。
でも育児マンガなのかなあ…?
そう呼ぶのは窮屈な感じがする。
11巻ではペンキの話が好きです。
「Flat」も好きです。これは育児マンガではないけど秋くん(保育所に通う幼児)が大変かわいい。
「オハナホロホロ」も、ゆうたくん(保育所に通う幼児)がかわいくい。
育児マンガぽい要素もなくはないですが(シングルマザーとして働くことと育児の両立に悩むみちるとか)、ドロッとした黒い、暗い面も描かれている。
私にとっては自分自身や世間の常識と闘いながら家族を作っていく物語です。
育児マンガとしてよくあげられる「赤ちゃんと僕」。私も好きです。
中学生の頃、書店で1巻を立ち読みしてぼろ泣きし、単行本を買いました。
1巻は、母を亡くした兄・拓也による育児マンガだったと思うのですが、連載が続くにつれて雰囲気が違ってきます。
子どもが主人公のコメディマンガというか。「学園アリス」や「こどものおもちゃ」に近い雰囲気。
「学園ベビーシッターズ」も「赤ちゃんと僕」と近いですね。
かわいいし、ほろっとするし、家族を描いているのだけど、育児マンガ?…という気がする。
虎太郎はかわいい。子供はみんなかわいい。
「赤ちゃんと僕」や「学園ベビーシッターズ」は子育てマンガというより、「乳児・幼児の描写が秀逸なマンガ」といった方が自然な気がします。うーん…。
ここ最近、別の動きもあります。
逢坂みえこさんの「プロチチ」、上田倫子さんの「ホイクメン!」は男性が主人公、育児もテーマに含まれます。
「プロチチ」は主夫というテーマもあるし「ホイクメン!」は主人公が保育所の所長で育児の当事者ではない。
はて、育児マンガなのだろうか…(「ホイクメン!」は連載が始まったばかりで単行本もまだでていません)。
上田倫子さんが珍しく現代を舞台にコミカルなマンガを手がけているので、ふつーに楽しみではあるのですが(歴史マンガも好きだけど)。
個人的に、「クッキングパパ」は育児マンガとしても楽しめると思うんですよね。
100巻超えているので、人に薦めにくいのが難点ですが(うちの場合、父が集めていて実家にある)。
長男の真くんは10才→大学生、そろそろ結婚とかもあるのか…だし、美幸ちゃんも出産から中学生になり。
夢ちゃん・田中さん夫妻の子育てとか、田中さんが隊長として小さい子供を連れて遊んだりする様子は結構好きです。
虹子さんが美幸ちゃんを保育所に預けて育児休暇から復職する場面がとても印象に残っています。
こまかく定義づけていくとまとめるのが面倒臭くなってしまうのがつらいところ。
フィクションとノンフィクションで分けるだけでも一苦労ですし。
まあ、がんばろう。