発達障害特集組むか!と言ってから2カ月くらい経ちました。
予定では単行本をまとめて、ブログを紹介して終わり、程度だったのですが、「発達障害って何だろう?」「きちんと学んだ方が良いのでは」と思ってから今日まで、本を読んだりブログを読んだりしています。
今日は自分の情報をまとめつつ、途中経過の報告。
発達障害特集にむけて
そもそも、なぜ発達障害特集を組もうと思ったのか。
最初のきっかけは
1)発達障害児童を描いた育児漫画が近年、増えているから
2)千葉リョウコさんの単行本が出るから
3)育児漫画ブログで、検査や相談を受けた経験を描く人が増えたから
単純に「世の中のニーズが高まっているのかな」と感じました。
ちなみにうちの子どもは2人いますが、定型発達児童です(その中でも、手がかからない方だとも思う)。
発達障害を学ぼうと思ったきっかけ
私は育児漫画は沢山読んでいるのですが、発達障害児の漫画はほぼ読んでいませんでした。
自閉症児の息子さんを描いたmoroさんの「moroの家族と、ハンドメイドと。」や、発達障害の2人の息子を描くモンズースーさんのブログ「生きづらいと思ったら、親子で発達障害でした」をたまに読むくらいで、単行本は1冊も持っていませんでした。
イサヤマさんの漫画を読む
Pixivで「アスペ息子とソフトアスぺ母ちゃん」という、発達障害児である息子さんと自分、夫、自分の親とその虐待について描いている、イサヤマさんという方がいます。Twitterでは何度か取り上げましたが、この方の漫画はおススメです。
●アスペ息子とソフトアスぺ母ちゃん(イサヤマ)
※スマホなら非会員でも読めます。パソコンの場合は会員登録が必須。
Pixivはたまに巡回しています。たしか育児漫画を描いている作家さんのブックマークで見かけて「アスペルガー症候群も発達障害だよな…。特集も組むことだし読むか…」と思ってフィードして。イサヤマさんが最新話をアップしたタイミングで放置していたことに気付き、読みました。
イサヤマさんの漫画、なかなかすごくて…。読んでいて巻き込まれる感じがあるんですよ。引き込まれるというより、巻き込まれる。
自分が近くにいたら何かしたい、と思わせる強い何か。シンプルな絵柄だし、表現も淡々とした落ち着いたものなのですが。
私が他の発達障害漫画を読んでなかったこともあると思いますが、読んだ後、無力感がありました。
イサヤマさんが描いた物語は(実体験とはいえ)漫画の世界の話なのですが、これから育児をする中で似たような場面に出会う可能性もあります。
「発達障害」について知らないと、何もできないし、逆に親を責める1人になるのではないか。
そういった心配が浮かんだので、特集を組むことだし、発達障害について学ぶことにしました。
発達障害児を描いた育児漫画を読む
とりあえず漫画を読む…
1カ月で漫画を11冊、本を1冊買って読みました。
↓の他にKindleで読んだものが3冊あります。結構読みました。
読んでみて、うーーーーーん…。わ、わからない。…と、思いました…orz
いやね、普通の育児漫画もそうなんですが、みんな違うんですよ。
また、発達障害を描いたブログのには女の子を描いたものもあるんですが、単行本は男の子だけで。自分の子と比較しにくいんです。
ネットで軽く調べましたが、性別による差は諸説あるようですが、「女の子が発見されにくい」て話もあって複雑…。
発達障害って何だろう?
分類法が変わったことに中々気付けなかったので、それが原因での混乱も多かった…。
現在は「自閉症」ではなく「自閉症スペクトラム」とか。用語も変化しています。
AD、ASD、ADHD、LD、等の略称と日本語を繋げるのも難しい。
説明としてはこの辺が分かりやすかった(けどこの2つ、似てるようで分類方法が違って見えるので混乱もする…)
●発達障害とは?発達障害の分類・症状・特徴・診断方法はどのようなもの?(リタリコ)
●大人の発達障害(Kaien)
発達障害の定義とは?
「発達障害」の定義としては、リタリコの記事がシンプルだけど伝わりやすい気がします。
発達障害ではなく、発達凸凹と表現する方もいます。
個人的には、こっちの方が誤解なく伝わる感はあります(しかし書き文字なら良いけど、会話での発語は難しそうですね)。
●ハッシュタグ「発達凸凹ちゃんが使いやすい文房具」まとめ
30人クラスなら2人いる
また、同じリタリコの記事ですが
「30人クラスなら2人は発達障害の特徴を示す」ということ。
変ないい方ですが「普通にいる」てことだと思います。
十人十色の特性がある
漫画を読んでいて思うのですが、「発達障害」の枠でくくっていても、それぞれ個性が違います。
そして漫画の作者さんの多くは「十人十色」「支援センターに通う子も様々」「みんな個性的」と書いている。
例えば目が合わない、クレーン行動、感覚過敏といった共通した行動もあります。
筋肉の発達も遅れているので姿勢を保てない、箸が持てない、といったことも(これは知りませんでした)。
この辺は「発達障害の育児あるある」なのかも知れません。
でも、感覚過敏も触覚(肌や口の中。好みの服しか着れないとか、舌触りのせいで特定のものしか食べれないとか…)か聴覚(絶対音感がある人もいれば、音が聞こえすぎて切り分けられない人もいる)かによって、表に出る行動も違う。
また、特別に高い能力がある(数学が得意で難しい問題も解くような)子もいれば、定型発達児とほぼ変わらない(グレーゾーンの)子もいる。
知的障害を伴う子もいれば、成長に合わせて訓練を続けることで、就職し働いている子もいる。
ネットを見ていると「こいつは発達障害」みたいなレッテルを貼る人も少なくないんですが、「そんな単純なものではないでしょう…」というのが現在の感想です。
まとめ
正直、ちょっと意外だったのですが。漫画を読むだけでは理解できないものですね…。
近くに発達障害を持つ子どもがいない、自分の記憶をたどってもいない、てのが大きいのかも知れません。
人口過疎地域で生まれ育ったので、そもそも同級生の人数が少ない(小学校の同級生17人、全校で77人。中学で60人、全校で170人だったんで…)。
勉強ができない子はいました。彼は読み書き自体が苦手だったのでディスレクシア(文字が書けない・読めない障害)だった可能性はありますが、現在は普通に働いているしな…(字が苦手だったせいか、文字を使わない職人系の仕事です)。
新卒採用で入社した会社は障害者雇用に積極的だったので、自閉症の子(当時20歳でした)と働いたこともあるけど、目が合わない・言葉で話すのが苦手・パニックを起こしやすい、好きなものに集中しやすい、といった特性があったものの、特に困ることもなく…(よく働いてくれてました。)
色々手探りな状態ですが、来週あたりから少しづつ記事を公開できればな、と思っています。
それでは~