最近読んだ本の一言感想です。
気が付けば妊娠28週、8か月目に突入しました。
娘と一緒に散歩したり滑り台したりアクティブに動いていると息が切れるし腰が痛いです。
更に後期つわりで気持ち悪く、股関節も痛い…という妊婦ライフを楽しんでおります。
家にいる間は横になって本を読んでます。
感想を書きたい漫画がいくつもある状態で、書評を書く余裕がないので、最近読んだ本についてつらつらと。
備忘録も兼ねているので、トンデモ本も記載しています。
最近読んだおススメの本
子どもへのまなざし(佐々木正美)
伊藤理佐さんの漫画『おかあさんの扉』3巻で紹介されていた育児書。
これは3歳くらいまでの子どもを持つ人は是非読んで!とおススメの本です。
1998年発売なのでどうかな?と思いましたが、古さを感じることなく、納得しながら読みました。
続編が2冊あるので、全部読んだら感想を書こうかな、と思っています。良書。
チャイルド・プア~社会を蝕む子どもの貧困~(新井直之)
気持ちが落ち着いている時に読んだ方が良い本。
感想を書きたいと思ったけれど、今の自分は書ける状態にないですね。
ざっくり言えば「親の貧困が子供に連鎖している」ということなのですが、ではなぜ親は貧困に陥るのか?
色々考えて行くと、現代社会の様々なひずみがみえて来ます。
【関連情報】
NHK教育の「ハートネットTV」では「子どもクライシス」というテーマで子どもの貧困や母子家庭の貧困について扱っています。
取材記はエッセンスだけですが、現状の危うさが伝わります。
●【取材記】子どもクライシス、その背景とは?
●【取材記】母子家庭の貧困は自己責任?
児童精神科医ママの子どもの心を育てるコツBOOK(白尾直子)
近年、児童精神科に通う子どもが多いということにびっくり。
大人の患者も増えているとはいえ、子どもが通うのは切ないな…(私も鬱病で数年通ってました)。
幼稚園や保育園、小学校など、集団生活が始まってから読んだ方が自分の子どもの行動と比較して考えることができそうな気がします。
内容的には納得できるし勉強になりましたが、読む時期が早すぎて実生活(自分の娘)には活かせない感じでした。
「産む」と「働く」の教科書(齊藤英和,白河桃子)
高校・大学や新社会人の時期に読んでおきたい内容でした。
私自身は企業研修で「女性のキャリア形成」について学び、キャリアプランとライフプランを作成したことがあります。
定期的に自分の考えを棚卸し、見つめ直す機会を設ける時に役立つと思います(年に1~2回くらい計画修正が出来るといいですね…)。
書かれていることは理想論に近いですし、「産休をくれる安定運営の大企業に入った方がいいし勤続した方がいい」といった結論になってしまいますが、考え方として知っておくのは悪くないと思います。
【関連のはなし】
著者の1人、白川桃子さんは少子化ジャーナリスト。
5月11日に産婦人科の宋美玄さんと講習会を実施するようです。
参加費用は3000円。事前にチケット購入が必要です。
●妊娠・出産、子づくり事情最前線!~命の誕生に医療技術はどこまで迫っているのか?
講師:宋美玄氏、白河桃子氏
日時:5月11日(日)13:00〜
場所:NAGAYA AOYAMA(表参道駅徒歩8分)
トンデモで驚いた本
読まなくていいというか、むしろ読まない方がいいと思う本。
お産を楽しむ本(椎野まりこ,上原有砂山)
自然信仰系の出産の本。ちょっぴりスピリチュアル。
1人目を妊娠した時はこういう本も嫌いではなかったのですが、今読むと気持ち悪いですね。
軽費毒とか…。
「お迎え棒」も何だかな、と思う(※陣痛を起こす為にセックスをすること)。
「自然な形で早く産気づくように…!」ということですが、さんざん、自然に産むことを推奨しながら、母親の都合や努力で早く産もうとする考えを肯定してしまうあたり、一貫性がない(不自然な)気がするんだけどな…(赤ちゃんは産まれたい時に産まれるから待ちましょう!ではないんだな…)。
私は41週5日で陣痛が起き、娘を産みました。
37週から毎日スクワットと階段のぼり降りをしたけど、焼肉食べたけど、全く効果なかったよ!体力はついたよ!(笑)
セックスすることで子宮の収縮は起きるけれど「陣痛が起きる」という、医学的な根拠はないようです。(私は試してもない)
子育て・在宅で3億稼ぐ主婦の成功法則(蝶乃舞)
題名が釣りだと分かっていながら借りてみたら、内容はスカスカで、3億円稼げるビジネスの内容も書かれておらず(稼ぐ=売上か利益かもわからないし)。
作家本人の教養や知性は文章から現れるんだな…と思った本。
在宅で起業する時のポイントや技が知りたかったのですが、役に立つことが一切書いていない本も珍しい。
情報商売とアフィリエイトセミナーで稼いでいらっしゃるようですが、Google検索で名前を入力すると「詐欺」と出るので、あーなるほど…といった感じです。
読むと、明らかに毒親(母親)に育てられた人で、無理のある解釈で親を肯定しているので、その辺も影響あるんだろうな…。
医者いらずの食(内海聡)
途中までで読むのを止めた本。
母乳はダイオキシンで汚染されている!らしいです。
根拠もないのによくこんなデマが書けるなー。
「医源病」みたいな、キャッチーで弱くなった心の隙を突くような言葉が並べられているので、医者が書いているから…と、信じ込んでしまう人もいる気がする。
トンデモが極まっているので、トンデモ本として読めば笑えてきますが、時間の無駄だとも思います。
======
それではよいゴールデンウィークを!
旦那さんの実家で娘の2歳の誕生日をお祝いします。楽しみ~。