今回は2人目の出産記録です。
この記事は、出産後24時間は母子別室だったので、出産した日の夕方くらいに思い出しつつ書いたものです。
自分用の出産の振り返り記事なので淡々とした文章になっております。手を加える暇がないので字ばっかりですが、興味のある方だけどうぞ~。
●1人目の出産記録はこちら
→予定日超過のゆううつ~1人目が産まれたのは41週6日目でした~
2人目は41週1日目に産まれました。
5月末から里帰りしていたので、6月下旬ごろからご近所の皆様から「予定日は?」「まだ産まれてないの?」「予定日過ぎても大丈夫なの??」…と訊かれまくりました。
ついでに、父が顔を会わせる度に「産まれそう?」「お腹痛かったりしないの?」と訊いてくるのが腹立たしかったですね!(苦笑)
予定日あたりの身体の変化
出産予定日は7月中旬でしたが、1人目の出産が41週6日だったので、今回も予定日を過ぎると思っていました。
今回は里帰り出産でしたが、担当した医師の子どもは43週(!)で生まれたらしく「42週までは自然に産まれるのを待ちますよ~」と言ってくれたこともあり、のんびり構えていました。
別に記事を書いていますが、予定日直前でカンジダ膣炎が再発していたので、完治してから産めたのはありがたかったです。
●2人目妊娠中のカンジダ膣炎~治療したけど5回再発…
東京で働く旦那さんが「海の日」の連休に来る予定だったので、お腹の子どもには「お父さんが来た時に…三連休に…!(立ち会いできるから)」とお願いしてました。
予定日が近づくにつれ「そろそろ前駆陣痛が起きるかも…?」と思って身構えていましたが、何も起きない。
予定日の頃、胎動の位置が胃のあたりから子宮・膀胱あたりに下がった感じがありました。
正確には、胎動の度に蹴られる位置が膀胱近くになり、胎動が起きると尿意をもよおすようになりました。
「多分、赤ちゃんが下がったからだろう」と判断しました。
赤ちゃんの位置が下がったといえ、胎動も感じていました。
膀胱あたりを蹴られるようになった翌日には、股関節や骨盤周辺が痛むようになりました。
「これは…海の日に出産あるかも!」…と期待しましたが、健診を受けたら「子宮口が柔らかくなってはいるけれど、まだ生まれそうにないな~」…と言われました。
三連休に旦那さんが来ましたが、何事もなく過ぎ去っていきました。
予定日を過ぎても、おしるしもなく、前駆陣痛も起きない。
1人目を出産した時と、見られる症状が違っていました。
出産前々日
朝、トイレに行くと、いつもとオリモノの質感が違っていた。
玉子の白身のようなもの(頸管粘液)が出ているようだ。
出産前日
0時過ぎ
いつもより早く目が覚める。
(臨月に入ってから21時頃就寝、午前2時頃には目が覚めていた。)
20分くらいの間隔で定期的に前駆陣痛が起きる。
痛くて眠れそうにないので、川上未映子さんの本『君は赤ちゃん』を読む。
読みつつも前駆陣痛が起きていた。
4時頃、眠りにつく。
午前7時
起床。
15〜20分おきに前駆陣痛。おなかに、重めの生理痛くらいの痛み。
1人目の時の本番陣痛は腰だったが、腰は痛くない。
午後になってトイレに行くと、オリモノ(経管粘液)が増えていた。
少し血が混ざってピンクっぽい色になっている。子宮口が開いてきたようだ。
1人目のときは”おしるし”を見てから出産まで2週間かかっていたので、まだ産まれないと思って過ごす。
15時頃
まだ痛いけれど、娘と遊ぶ余裕はある。
痛みと痛みの間隔が短くなってきていると感じたので、アプリで陣痛間隔を計測し始める。
短い時は7分間隔、長い時は12分間隔。
等間隔では無いので前駆陣痛と判断し、病院には連絡せずに過ごす。
前駆陣痛が全く治まらないのでネットで調べたら、前駆陣痛が長く続くパターンもあり、3日続いた人もいると知って愕然とする。
長引く痛みにイラついてきたので「この痛みをブログのネタにしてやる!」と色々なアプリを試したら、使えないアプリが多くて驚いた。
●出産間近な貴女に…おすすめの陣痛間隔計測アプリ
17時頃
ネットを調べたところ、「前駆陣痛は入浴すれば消える」と書かれているのを読み、娘と一緒に入浴。
入浴しても、定期的な痛みは止まらなかった。
もしかして本番陣痛になっているのか?と思い始める。
18時頃
痛みから気を逸らす為、娘の面倒を両親に任せてブログを書く。
●『きみは赤ちゃん』(川上未映子)~産後クライシスの描写が秀逸な文章エッセイ~
書きながらも痛みが強かったので、事前に用意していたブログ休止のお知らせをUPする。
19時半頃
少し痛みが落ち着いたので娘の様子を見に行くと、寝ていた。
久しぶりに夕飯をゆっくり食べられる!…と思ったけれど、食べながらも定期的に痛む為、歩いたりして痛みを逃し、なんとか食べた。
20時半
痛みが続くため、両親に現在の状態を伝え「眠れないくらい痛みが強まったら出産になるかも」と言って寝室に移動。
親に伝えたけれど、まだ痛みは弱いし間隔も一定ではないので、産まれるのは明日の昼くらいかな?と思っていた。
旦那さんにも「入院するかもしれないので、明日朝イチで来てください」とメールした。
22時頃
21時前には布団に横になったが、痛みのせいで眠れず。アプリで計測しながら過ごす。
本を読む余裕はない。時間が経過するにつれ、痛みは6〜7分間隔になっていった。
あれ?もしかして深夜に産まれる??などと思う。
23時頃
痛みが声を耐え切れない強さに変わり、間隔も3〜5分になってきた。
「フウーフウー」と口に出しつつ深呼吸をして痛みを逃す。
1人目の時は腰が痛かったのだが、今回は腹が痛い。
そして、陣痛の間隔が3分だったり5分だったり7分だったり。等間隔にならない。
痛いけれど、前回とは色々と状況が違う為、病院に電話するか判断に迷う。
「フー!フー!痛い痛いイタタタタ…!」と痛みに苦しんでいると、一緒に寝てた娘が目を覚ました。
私が痛みをこらえる姿を見て、大ウケしてケラケラ笑っていた。
娘…!
出産当日
0時
耐え切れず病院に電話。すぐに来て入院するよう言われる。
母を起こして、車で病院に移動。
途中、旦那さんに電話するが出ないのでメールを送る。
襲い来る痛みに「こんなに痛かったっけ…。次、生むことがあれば無痛分娩にしよう…」などと思う。
そもそも里帰り出産だと無痛分娩ができる施設がないので選べないのだけど。陣痛って痛いな…。
午前0:20頃
陣痛の間隔は5分くらい。
夜間受付で名前を名乗ったら助産師さんが迎えに来てくれて、分娩室に移動する。
「車椅子を使いますか?」と聞かれ、「車椅子?いやいや、歩けますよ!」…と陣痛が収まっている間にスタスタ歩いて移動したら、「痛みに強いんですね」と感心された。
(その後、病院で他の人が陣痛に苦しむ様子を目にして、車椅子を用意するのが当然か、と思った。1人目の時は個人病院だったせいか、歩いて移動したもので…。)
分娩室に移動する前に、陣痛室で出産用の病衣に着替え、子宮口チェック。8cmまで開いていた。
子どもを10人産んだ母方の祖母は10回もこの痛みに耐えたのか…すごいな!などと、どうでも良いことを考える。
分娩室に移動し、分娩台で子宮口が開くのを待つ。
フウフウと大きく息を吐いて、陣痛の痛みを逃す。
1時過ぎ、携帯電話に電話がかかってきた。
助産師さんが電話を渡してくれて話すことができた。
旦那さんからで、「いま分娩台だよ〜」と話したら驚いていた。
23日深夜から前駆陣痛が起きていることは伝えてあったけど、産まれるのは先だと思っていたとのこと。
私もまだ先だと思ってました…。
午前1時35分頃
便意を催すような感覚を覚える。
前回はよくわからなかったけど、これが「いきみたくなる」感覚か〜。
今回は助産師さんが1人、サポートで看護師さんが1人いた。
助産師さんが出産の準備をしながら常駐していたので、全開を待ちながら、前回のお産の話をしていた。
午前1時45分頃
今回は自然に破水した。
子宮口は9センチくらいだけど、助産師さんから「何回かいきんでみますか?無理だと判断したら全開を待ちましょう」と言われる。
今回は助産師さんのアドバイスを聞き、実践する余裕があった。
腰やお尻が反らないよう、浮かないよう、お腹を丸めるような姿勢をとって痛みを乗りこなす。
痛み始めたら大きく息を吸い、息を止めて、思い切りよく力を入れる。うんちを出す時のように踏ん張る。
陣痛に合わせて強く力を入れると、赤ちゃんがググッと前に進む感じがわかった。
赤ちゃんが前に進むと、負担がかかるのか、股や腰、骨盤や膣が痛くなる。
それとは別に陣痛もある。出産は色んなところが痛いものだなあ…。
サポート役の看護師さん登場。
「赤ちゃんが産まれそう」と、助産師さんが電話で医師を呼んだ。
会陰切開を行い、最後の一押し。
助産師さんの腕が良かったようで、ぐいっと前に引き出してくれた。
2時8分
無事、出産。
2850gの女の子。爪が伸びていた。
産んだ瞬間は"大きい!"と思ったけれど、体重は1人目とほぼ同じだった。
1人目の時は"小さい!"と思ったな…。
大きな声で泣き、指をしゃぶり、おっぱいを咥えさせてもなかなか吸わず、あくびをし…。
なんだか1人目よりもマイペースな雰囲気。
後産、会陰の縫合、点滴などを行った後、写真を撮り、旦那さんに報告のメール。
その後は安静に。
産婦人科の医師は「おめでとう!安産でしたね」「臍帯が身体に2周ぐるぐるっと巻いてたけど、何も問題ないです!」と言い捨てて去って行った。
……。
…さいたい?
ああ、身体に臍の緒が巻いてたの…??と、医師が去った後で不安になる。
※退院前の健診で質問し「20人に1人くらいは臍帯が巻き付いているので、珍しいことではないですし異常もないですよ」と教えてもらいました。
午前4時半
陣痛室から病棟に移動。
今回は母子別室なので、安心して眠れるのはありがたい。ウトウトと小一時間くらい寝た。
産後の感想
今回は「母子無事で出産が終わること」が目標だった。
ここ2年、妊娠関連本を読みまくり、1人目の時のバースプランてドリーム入り過ぎてたな、と反省した。
なんというか。お産で自己実現?みたいなの、変だな、目的がズレてるな、と思った。
バースプランって、お産の流れをシミュレートするのが目的の筈なのに、母親(私)のドリームを書く場と勘違いしていた気がする。
今回は赤ちゃんが出来るだけ早く産まれるように、冷静な行動を意識した。
大きく呼吸をして痛みを逃し、いきむ時は目を開いてお尻や腰が浮かないように…。
(この辺は前回も言われていたけど、いっぱいいっぱいで出来なかったのです。)
結果的に、産んだ!と思えたし、産まれた赤ちゃんの様子も細かく見れた。
前回より、満足感、達成感の強いお産となった。
しかし、もう陣痛の痛みも、出産の痛みも覚えていない。人間の身体って不思議だ。
そして3人目が欲しいな〜とか思っている。(前回も、子どもは3人欲しいな…と思ったのです。自分には姉と兄がいて3人兄妹だからかな?)
今回の病院では、育児のスタートは出産から24時間後。
1人目の時は出産した日の夜からだった。
私は22:45に娘を産んで、産んだ後2時間横になったら、すぐに娘の面倒をみた。
おっぱいは出ないしミルクは足してくれないしで、入院中、1日もマトモに寝れなかった。
あれはあれで貴重な体験だったが、初産でヘトヘトな出産の後、よく耐えられたな…とも思う。
母子同室は母子同室で良いけれど、母子別室は母子別室で良いものだなあ。
個人病院と総合病院の違いも分かった。
この辺りについても、ブログにUPできればいいなあ。
***
長かった妊娠期間が終わりました。
今回の妊娠期間の体重増加は8㎏でした。
出産後5㎏減って、現在は+3㎏です。
体重が減るとおっぱいも出なくなるので、減らないように多めに食べています。
1カ月健診は母子ともに異常なしで終わりました。
先週あたりから、上の娘が下の娘の存在を認識し、世話を焼くようになりました。
見ていて可愛らしい光景です。
ですが、妹の存在を認識する=妹に嫉妬する、ということのようで。
赤ちゃん返りなのかイヤイヤ期だからなのか、なかなかすごいですね。
「赤ちゃん返りは産後1カ月くらいから始まる」とは聞いていましたが、なるほど、退院直後とは全然ちがう!
『おおかみこどもの雨と雪』のポスターのように、毎日両手で新生児(3.8㎏)と2歳児(12㎏弱)を抱っこしておりますよ…。
腰が痛いですよ…。よぼよぼ。
あと、何気に辛いのが「身体を触られるのが嫌」という気持ち。
1人めを産んだ後、旦那さんに触られるのが嫌だったのですが、今回、2歳の娘にすら、身体を触られるのが嫌で。
例えば、下の娘におっぱいをあげていると、上の娘もおっぱいを触りたがるのですが、触られると背筋がゾワゾワしてしまうのです。
でも、娘に触るな、とは言いたくないので我慢しています。
しかしこの不快感、2歳児でもダメなのか…とびっくりしています(個人差はあるでしょうが…)。
うう~ん。
いまのところ、「赤ちゃんを他の人に触らせたくない!」みたいなガルガルは発生していません。
1人目の時はあったのだけどなあ。不思議。
それではまた~