第2子の子供を妊娠・出産した様子が描かれた漫画は以外と多いのですが、1人目の育児漫画の中に混ざってしまうのでわかりにくいのが難点。
自分の手元に単行本がある本を中心に、調べてみました。
2人目の妊娠・出産が細かく描かれている漫画
第1子・男、第2子・女(兄妹)
ベテラン漫画家さんが多いですね。
たかはまこさんの『たたかえ!お母さん1巻』には第2子妊娠の時期のエピソードもありますが、第2子出産漫画は『続ご出産!―まるごと体験コミック』に寄稿していたはず。
育児の様子だけだったら高瀬志帆さんの『この育児がスゴイ!』などもあります。
私たちは繁殖している(文庫版)ブルー(内田春菊)
内田春菊さんは子供を4人出産されており、漫画ではそれぞれの妊娠・出産体験について描かれています。
長男が4歳の時、長女を出産。逆子でしたが、自然分娩で出産。
ブルーは3巻にあたりますが、単体で読んでも問題ないです。出産~第2子(娘さん)が1歳になるくらいまでが描かています。
このシリーズ、出版は古いけれど面白いし絵の線も丸みを帯びていてきれいなんだけど、だんだん愚痴が多くなっていくのが難点。
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今日もお天気・第2子誕生編(桜沢エリカ)
3巻にあたりますが、単体で読んでも問題ないかと思います。この巻はホメオパシー話も少なめなので勧めやすい…。
2002年11月、桜沢さん39歳、長男・美龍くん2歳8か月の時、長女・美魅ちゃんを出産。
3人の助産師さんに来てもらい、自宅で出産。夫と息子が立会い。自然分娩。
息子・りゅっち2歳8か月~4歳5ヶ月まで/娘・みみたん誕生~1歳9か月まで(出産~卒乳)が描かれています。
●「今日もお天気」(桜沢エリカ)感想~好きだけど人に薦められない~
第1子・女、第2子・女(姉妹)
姉妹の組み合わせは多いですね。
『おかあさんまであとすこし!』と『赤ちゃんのドレイ。』が特にお勧め。
おかあさんまであとすこし!(和田フミ江)
1冊に「1人目妊娠編」と「2人目妊娠編」がある珍しい本です。
妊娠・出産にテーマを絞っているので、つわりからマタニティ服、用意したものや考えたことなど、細かく描いてありお役立ち。
長女・ハナちゃんが2歳7ヶ月のとき、次女・ハッパちゃんを出産。自然分娩。
あかちゃんのドレイ。5・6巻(大久保ヒロミ)
この漫画、面白いのでお勧めです。笑えるんだけど泣ける。バランスが素晴らしい。
5巻で第2子の妊娠が分かり、6巻で長女・ヒヨ子ちゃん4歳の時、第2子・雛子ちゃん出産。育児とヒヨ子ちゃんの赤ちゃん返りの様子(と作者の苦しみ)が描かれます。
2人目育児お役立ちグッズ情報などもあり充実した内容です。
この作者さん、つわりの症状が半端ないのでつわりが酷い方にもお勧めしたい。
子供なんか大キライ!文庫版4・5巻(井上きみどり)
この部分だけいきなり読むのは厳しいと思います。文庫版で全9巻。
4巻の終わりで妊娠を公表、第2子を妊娠するまでの道のりが長かったこと、つわりが酷い、切迫流産気味だったなど妊娠中のトラブルについて描かれています。
5巻の最初、長女・ポチ5歳の時、次女・ケロを出産。自然分娩。
続・つれづれなるママ本(佐藤両々)
長女・ひー子ちゃんが3歳のとき、次女・かのちんを出産。
旦那様の実家で里帰り出産。帝王切開。
ママ本の感想、1冊目と3冊目しか書いてないですね…。絵柄などを参考にしてください…。
●「つれづれなるママ本」(佐藤両々)感想~棒人間風、なのにかわいい、ほのぼの漫画~
●「続・続つれづれなるママ本」(佐藤両々)感想
NICU~命のものがたり~(仙道ますみ)
長女が3歳の時に次女・ホナミちゃんを出産。
27週5日(7ヶ月の終わり)に緊急帝王切開で34cm・840gで生まれ、先天性心疾患を持つホナミちゃんは新生児集中治療室(NICU)で治療を受けながら過ごします。
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どうする?2人め―“別キャラ姉妹の育て方”(現代洋子)
これは持っていません。レビュー評価は高いです。
第1子・男、第2子・男(兄弟)
男の子兄弟で、出産を描いた漫画は少ないですね。
育児漫画としては、『おにぎり通信』(二ノ宮知子)は2人兄弟、『ゆんたのゆっくり成長記』(タチバナカオル)は3人兄弟です。
トマコさんのブログは3兄弟漫画、ゴキタさんのブログでは2兄弟漫画が描かれています。
お父さんは神経症~大原さんちのムスコたち(大原由軌子)
長男・タケ君2歳の時に次男・レイ君を出産。自然分娩。
神経質で好みも激しい長男とワイルドな暴れん坊・次男。2人の性格が全然違っていて面白いです。
第1子・女、第2子・男(姉弟)
育児漫画では『ソダテコ』(宇仁田ゆみ)、手に入りにくいけれど『来訪者』(浪花愛)もあります。
妊娠ちゃちゃちゃ!!(うぐいすみつる)
絶版していますが、こちらも1冊で1人目と2人目の妊娠・出産の様子が読めます。
長女・タバサちゃんが2歳の時、長男・トニー君を出産。帝王切開。
帝王切開なので医師と相談し手術日を決めたのに、その1か月前に破水、緊急帝王切開で出産。2180g。
榎本俊二のカリスマ育児(榎本俊二)
お父さん目線で描かれている珍しい本。奥様が描いた『愛ある暮らし』(耕野裕子)と一緒に読むと楽しい。
長女・フーちゃん5歳の時に長男・ひょー助君を出産。帝王切開。
1巻に長女出産の時の様子と、長男出産の時の様子が描かれています。
不育症戦記 生きた赤ちゃん抱けるまで(楠桂)
第2子を妊娠・出産するまでの不育症との壮絶な戦いを描いた漫画。
長女・はなちゃんが7歳の時に長男を出産。
●「不育症戦記 生きた赤ちゃん抱けるまで」(楠桂)~第2子誕生までの壮絶な戦い~
まとめ・お勧めしたい本
妊娠・出産のとき何を準備すればよかったんだっけ…?という予習・復習に便利なのは『おかあさんまであと少し!』。
里帰り出産にするか自宅近くで産むか?何を買い足すか?といった話を読んで、自分の場合はどうしようかと想像できます。
妊娠中の体調や心理的な変化が分かりやすいと感じたのは『妊娠ちゃちゃちゃ』(うぐいすみつる)。
最初読んだ時(第1子を妊娠した時)より今回の方がおもしろく感じました。
第1子の赤ちゃん返りが分かりやすい買ったのは『あかちゃんのドレイ。6巻』(大久保ヒロミ)。
6巻なのが難点ですが、暗くなりそうな赤ちゃん返りのエピソードも笑いながら読ませてくれる。表現が豊かです。
妊娠・出産漫画の多くは、娘を妊娠したタイミングで購入して読んでいるのですが、今回久しぶりに読み直してみたら色々忘れていて楽しく読みました。
『あかちゃんのドレイ。』おもしろいなー。なんか癒されるわー。