お久しぶりの更新です。末尾です。
長らく更新してなかったので、私が統合失調症だと知ってる皆さんには、ご心配をおかけしたと思います。すみません。ご心配ありがとうございます。
この記事は、私にメールくださった方への返信です。
「育児漫画目録」の問い合わせフォームだったので、たまに見に来るかな…?と思って。
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今朝、問い合わせのメールが来ました。
私信を晒すのはアレですが、メールが届かなかったので、文章もお名前も出します。
お問い合わせ内容は、以下の通りです。
そのへんにいるブスのまんこって臭いですか???
ちょっと当惑しましたが、以前、たきれいさんがTwitterで「いたずらかと思ったけど、返信したら相手が中学生で…」といった体験を書いてたのを思い出し。また、『ブス界へようこそ』の主要キャラの1人が万子(まんこ)さんで。コメント欄などで彼女の名前が揶揄されるのが気になっていました。
大人として、誠実に返答しよう…とガッツリ書いて。
中学生を想定し、漢字が難しくならないようにとか、丁寧に校正して。
返信してみたら…届かなかったという…orz
受け取れなかった、メールを送ってくれた yeong さんに、届きますように。
手直しする時間がないので、メールそのまんまです。
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はじめまして。
育児漫画目録を運営している、末尾(まつび)と申します。
メールありがとうございます。
yeong さんの年齢が分からない為、中学生くらいの方にお話するような口調となることをお許し下さい。知らないことばが出たり、説明が分かりにくかったら、返信ください。あらためて、お返事します。
文章が長いうえに、漢字が多いので。
読み終えるまでに最低20分はかかると思います…。ごめんなさい…。
時間がある時に、目を通してもらえればうれしいです。
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「ブス」という言葉について。
申し訳ないのですが、私は今まで会って言葉を交わした人、1万人近い単位で存在すると思いますが、相手を「ブス」だと思ったことが1度(1人)もありません。これは、嘘でも誇張でもなく、本当にありません。
自分自身をブスだと思ったこともないです。未熟だとは思いますが。
一方で、「美人」という感覚も、よく分かりません。綺麗な人は分かりますが、「あなた美人ね」「あの人美人ね」といった表現は陳腐過ぎるし、なんとなく男性や子どもに向けて使いにくいので、私は使ったことがありません。
これは、小学生の頃読んでいたマンガ、高河ゆんさんが描いていた『アーシアン』の影響が大きいと考えています。古いマンガなので、写真を載せますと
そういった事情で、私の周りに”ブス”は1人も存在せず、”そのへんにいるブス”が何を指しているのか、理解出来ません。ごめんなさい。
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私が答えやすいように、対象を”まんこを持つ人全員”に広げ、「まんこって臭いですか?」という質問を、「まんこから匂いがする」だと解釈し直します。
今回は質問を、分かりやすく”女性のまんこって臭いですか???”…に変更させてください。
まんこ=女性の性器から、匂いがするかどうかは、個人差が大きいと思います。
体質や食生活、生活習慣に左右されますし、一般に日本を含むアジア人より、ヨーロッパやアメリカの人の方が体臭そのものが強いという話もあります。
それ以外の原因として考えられることを挙げると。
①お風呂の時に性器を洗ってない。
②パンツを毎日、履き替えるなど。清潔に保ててない。
③カンジダ(病気)になっている。
④性病(病気)がうつっている。
それぞれについて細かく説明していきます。
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①お風呂の時にまんこを洗ってない
男性でも女性でも、性器(ちんこ、まんこ)を洗ってないと、アカが溜まり、くさくなります。
においの元は雑菌であることが多いので、せっけんを泡立て、柔らかく包むように洗ってみてください。
男性はせっけんで洗っても痛みを感じないでしょうが、女性の場合、おしっこの出口が表にでてるので、せっけんが沁みる(しみる)ことがあります。
洗う時は、表にでた部分(口の中のように、皮膚(ひふ)がやわらかい部分)には触れず、汚れの溜まりやすい、皮膚と皮膚の間に指を通すような感じで、洗います。
②パンツを毎日、洗ったものに履き変える
パンツやショーツ、トランクスやブリーフと言った下着は、毎日取り換えます。
新しく買ったものではなく、洗って、干したもので良いです。
下着の見た目がきれいだと、なんとなく2,3日続けて着たりしちゃいます。
これは、子どもだけでなく、大人もしがちなことです。
毎日、同じ下着を着続けていると、③で挙げるような、まんこの病気になります。面倒くさくても、毎日替えましょう。
③カンジダになってしまう
洗わず、下着を変えなかったら、まんこが病気になることもあります。そのひとつが、「カンジダ膣炎(ちつえん)」と言われるものです。
病気と言われるとドキッとしそうですが、梅雨時など、じめじめしてる時期に怒りやすい、ポピュラーな病気です。私自身、5回かかったことがあります。
ちょっと長いので、お時間があれば…ですが、
こちらの記事に、私がカンジダ膣炎になり、5回も再発した体験談を書いています。
当時は36歳だったかな?
大人と呼ばれる年齢でしたが、病院の先生がバカにするのでは…?怒られるのでは…?と毎回、びくびくしていました。
でも、1回も怒られることはありませんでした。
「あ、これはカンジダですね。洗浄して薬詰めますね~」
「患部(病気の場所)に塗る薬をだしますから、1週間くらい塗ってみてください」
…と言われるだけで、終わりました。
④性病がうつった
③のカンジダでは、セックスは関係ないと書きましたが、セックスが関係することもあります。
セックスをしていたら、「性病」という病気にかかることがあります。
例えば、オーラルセックス。
口で男性の性器を優しく包み込む愛情表現です。
でも、オーラルセックスでコンドームをつけるイメージはありません。つけてない人が多いでしょう。
もし、男性が性病にかかっていたら、オーラルセックスをして数日後に、口の周りにブツブツしたものが出てくることがあります。
その場合、性病をうつされたのかも知れません。
男性から女性にうつる場合もありますが、女性から男性にうつる場合もあります。
予防するには、男性のおちんちんを、女性のまんこに入れる前に、コンドームを付けることです。
妊娠しないためにつける…と思われがちなコンドームですが、病気をうつさないため、でもあります。
例えば、コロナでつける人が増えた「マスク」のように、コンドームをつけることで、病気が他人にうつりにくくなるのです。
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いずれにしても。
まんこから匂いがすることが気になるなら、1人でがんばらず、誰かに相談してみるのが一番です。
yeong さんが妊娠をしたことがない、若い方の場合。
婦人科に行くのは、ハードルが高いことだと思います。
私も、妊娠するまではそうでした。
「まんこが臭い」「まんこが痒くなった」というと、オナニーやセックスをしたから?と言われそうで恥かしい…!
婦人科に行ったら、妊娠したとか、ヤリマンだとか勘違いされそう。
そんな気持ちになるので、親やお医者様にはないしょにしないと…と思い悩むこともあるでしょう。
その場合は、学校の保健室の先生に相談してみても良いかと思います。力になってもらえるはずです。
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保健室の先生もちょっとな~…と思う場合は、自分で調べてみるのも良いでしょう。
婦人科ってどこにあるの?どこに行けばいいの??…と思う場合は、まず、「保健センター」や「保健所」に相談してみましょう。
例えば私は〇〇県▲▲市に住んでいますので、 Google検索で、「▲▲市 保健所」…と入力して調べています。「▲▲市(スペースを1つ入れる)保健所」です。
メールを受け付けていることはほぼなく、電話で問い合わせる場合が多いです。
恥かしかったら、匿名(とくめい。名前を内緒にすること)でも相談にのってくれます。婦人科を探す前に、保健センターに電話するのも良いかも知れません。
コロナで忙しいでしょうが、保健所の職員さんはプロなので、頼っても大丈夫だと私は思います。
私は統合失調症を患っているので、保健所の職員さんにはお世話になっています。
最初、発病した時に相談したのが地元の保健所で、良い病院を教えてもらい、スムーズに治療することが出来ました。
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長い文章にお付き合い下さり、ありがとうございます。
答えになっているでしょうか?
「まんこが臭くなるのは何故??」
こんな簡単に思えることを、yeong さんが分からないこと自体、恥ずかしいことではありません。
日本の性教育は他国に比べて、30年近く、遅れています。
それは、 yeongさん達の若い世代のせいでも、 yeong さん個人のせいでもなく、すべて、大人たちの責任です。
私と交流のある、育児漫画作家さんも、日本の性教育の遅れに危機感を募らせており、現在はこういった活動をしています。
①たきれいさん
子どもに性を教える為の「性の絵本」を出したり、ネットで相談にのっていました。
今現在は、会社を作って、日本の性教育の遅れを取り戻すべく、活動しているようです。
https://kinmokusei2020.jimdofree.com/
※cookieを許可しますか?…といった文章が表示されたら、OKをクリックして大丈夫です。ウイルスとかではありません。
②フクチマミさん
3歳~10歳の子どもと一緒に学べる『おうち性教育はじめます』を作り、出版。
父親と母親が一緒に読み、最新の知識を得るとともに、性教育の重要性を理解することが出来ます。
リンク先で、無料で読めますので、試しに読んでも良いかと思います。
https://www.comic-essay.com/episode/285/
③ゆむいさん
助産師(妊娠・出産を専門にサポートする看護師)の、直井亜紀さんと共に、『わが子に伝えたい お母さんのための性教育入門』を作成、発売しました。
ゆむいさんが関わったこの本は、”お母さんのため”とありますが、高校生くらいから、全ての大人が読んで良いと思える良作です。
http://yumui.blog.jp/archives/33205648.html
④こっさん
自分自身が、義理の父に性的虐待を加えられた体験を、マンガにしてブログで発表しています。雑誌連載もしています。
yeongさんには意外に思えるかも知れませんが、性的虐待も性教育の重要なテーマです。
若い世代に同じ想いをして欲しくない。そういった想いから綴られた、勇気がこもった作品だと思います。全139回です。
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私達は育児漫画をきっかけに友達になり、交流を深めて来ました。
そして。政府や政治など、誰かの責任だと言うのではなく。
1人の人間として、大人として。
自分が出来る範囲で、子どもたちの未来を。
現在の日本を良くする為に活動してきました。
そしてその活動は、育児漫画の枠を超え、広がっていっているようにも感じています。
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長い文章を最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
話が長いと言われてるんですが😅ついつい、長くなっちゃいますね…。
最初にも書きましたが、知らない言葉が出たり、説明がむずかしかったら、返信頂ければ、改めてお答えします 。
上であげた「たきれい」さんも、色々な質問への回答を公開しているので、こちらの方が分かりやすいかも知れません。
(リンク)先輩たちから性のアドバイス
私が書いた文章、yeong さんから頂いたメールの返信を、親であったり、学校の先生(保健の先生)に見せて、相談しても良いと思います。私は気にしないので、好きなように使ってくださいね😄
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では、長くなりましたがこの辺で。
私を選んで、相談してくれてありがとうございました。
育児漫画目録 末尾