毎日のご飯づくり、お疲れ様です。末尾です。
毎日毎日、朝と夜と…とごはんを作っていると、何を作ればよいか分からなくなりますよね…(遠い目)。
今日は、私が実際に作って簡単だった料理レシピや、使える本のご紹介。
「レタスクラブニュース」連載「塩とオイル」(ハラユキ)
『うわばみ妊婦』『王子と赤ちゃん』などの妊娠・出産・育児漫画を描いてきたハラユキ(旧PN:カワハラユキコ)さんによるシンプルなレシピを紹介する連載です。
ハラユキさんは現在、スペインに住んでいるので、スペイン風の料理もあります。
今まで登場したレシピはこちらから。
●連載一覧:塩とオイル
スパニッシュオムレツ
レシピと漫画はこちらから。
●何を入れても美味しい!お弁当にも◎!本場スパニッシュオムレツのススメ
材料や作り方など
【材料】
・卵……4個
・サバの水煮(缶詰)……1個
・トマト……1個
・塩……小さじ2分の1
【作り方】
①トマトは賽の目上にカット。サバはほぐしておく。
②全ての材料を混ぜる。
③フライパンで焼く
~焼くのも含めて15分くらいで完成~
感想
塩気がしっかりしているせいか、オムレツだったからか分かりませんが、子どもたちの食いつきが良かったです。2人とも美味しい美味しいと、ぺろりと平らげていました。
出来るだけ、肉料理だけでなく魚料理も食卓に出すようにしていますが、魚料理のレパートリーが少なくて…。焼き魚か煮魚か、フライか…くらいしかない…orz
子どもたちは、焼き魚などを食べなくもないのですが、最近は飽きてきたようにも見える…。
そんな悩みがあったので、魚料理でもあるこのオムレツと出逢えたのは良かった。リピート確実です。
余談ですが『王子と赤ちゃん』は私のベスト1育児漫画です。作者のワンオペ育児+産後クライシスの体験談を綴ったもの。
『放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる(谷口菜津子)』
料理研究家・小田真規子さんのレシピを、漫画家の谷口菜津子さんが実際に作って、良いと思った料理をチョイス。漫画にした本です。
「時短」ではないのですが、漬けるだけ・ひたすら煮るだけ・冷蔵庫で寝かす…といった調理方法で、放っておいたら絶品料理が出来上がる、という料理が紹介されています。漫画だけでなく、写真付きのレシピもついていて使いやすいです。
チャーシュー
私が作って感動したのが「チャーシュー」のレシピです。
材料や作り方など
【材料】
・豚肩ロース肉(かたまり)……400g
・サラダ油……小さじ2
(ジップ式の袋にまぜておく)
・味噌……大さじ2
・しょうゆ……大さじ2
・オイスターソース……大さじ2
・酒……2分の1カップ
・砂糖……大さじ4
・しょうが……2かけ
・にんにく……2かけ
・ゆで卵……4個
・サラダ油……大さじ2分の1
・白髪ネギ
※うちはしょうが・にんにくは市販のチューブで済ませてます
※ゆで卵も夫が嫌いなので入れません…白髪ねぎも面倒なので(以下略)
【作り方】
①ロース肉をフォークで50回くらいグサグサ刺す。
②フライパンで表面を焼く
③フライパンに水を入れ、蓋をして弱火で40分蒸し煮
④肉を取り出し、混ぜたたれを入れたジップロックにドボン
⑤3時間漬け込む
感想
蒸したり、漬け込んだりする時間が必要なので、完成まではトータルで4時間くらいかかりますが、調理時間は20分くらいかな。フォークでグサグサ刺すからか、肉が柔らかく、味も染み込みやすいです。
肉、2かたまりをまとめて作って、1個は晩御飯に、1個は休みの日のお昼のラーメンに乗せてチャーシュー麵にするとか。まとめて作ると楽ができます。
私が好きな他のレシピは「キノコの塩漬け」。作り置きしておくと便利です。
友達は「サムゲタン」を作って絶賛していました。寒くなってきたし、私も作りたいな~
「肉のハナマサ」みたいなお肉屋さんが近所に欲しくなるレシピ本です。
※ツイートは作者さんによるサムゲタン紹介です
【放っておくだけで、泣くほどおいしい料理ができる 】よりサムゲタンを一週間無料公開です!
最高の旨味汁とホロホロ肉、モチモチ米!
おかげさまで重版です!サムゲタンは、簡単・おいしい・豪華な「最強おもてなし料理」!|谷口菜津子 @nco0707 /小田真規子|https://t.co/DxazowxHqa pic.twitter.com/wF9R9OXUeT
— 谷口 菜津子 (@nco0707) 2018年6月16日
完成こんな感じで、崩すと2枚目のようになります。
シンプルな材料で滋味溢れる旨味汁がすすれます。
丸鶏探しもミッションぽくて楽しい。 pic.twitter.com/EfE3ecbUpj— 谷口 菜津子 (@nco0707) 2018年6月16日
『晩ごはん症候群』(フクチマミ)
フクチマミさんによる、”晩ごはんに疲れた人が読むと楽になる”本です。
●Togetterで冒頭の何ページかが読めます
ポークソテー
これが美味しかったんですよ…!レシピ通りに作ったら、普段作っていたポークソテーと別物でした。
ポイントは、塩かげん、筋の切り方、焼き方、の3つなのですが、そんなに難しいことはやってなくて。すんなりできる程度のことです。
でも全然、仕上がりが違ったし、仕上がりが違うと子どもたちがちゃんと食べてくれるという…orz
炊き込みご飯
細かく切らずに、ごろっと大きく切って炊き込んで、あとで崩す…というレシピ。
野菜の甘みが出ていて、これも美味しいし子どもたちがよく食べてくれました。
●作り方:ゴロゴロ炊き込みごはん BGS解消レシピ05
●あゆおさんによるレポ記事:「炊き込みご飯の概念が変わった作り方」(トウフ系)
これ以外にも
レンジで作れる簡単なソースや、炒めない野菜炒め(野菜炒め革命)も簡単で美味しいです。
『晩ごはん症候群』は「ご飯づくりの作業量」を分解・分析しており、漫画を読むだけで気が楽になるのですが、掲載されているレシピが使いやすくて便利です。
以前、私が書いた紹介記事です。
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『晩ごはん症候群(シンドローム)』(フクチマミ)感想~晩ごはん作りに悩むあなたに読んで欲しい1冊
発売からだいぶ間が空いちゃいましたが、感想です。 ごはん作りはほぼ毎日ですが、晩ごはんを作るのが面倒くさくなってきました。 料理は好きだったはずなのに、何か心が弾まない。献立もなかなか思い浮かばない。 ...
『主婦力ゼロからのやってみた家事』(マルサイ)
Instagramで人気の3兄弟の子を持つマルサイさんによる、様々な家事を挑戦した記録であり、生き残った真似しやすい方法(レシピ)集です。
今回は「料理」を紹介しますが、掃除や整理・収納、子育ても気軽に真似できそうな方法が満載です。
こちらが目次です。料理が半分を占めてますね…。
漫画もあるのですが、半分は写真と説明文、といった構成になっています。読みやすく使いやすいし、漫画も面白かったです。
盛り付けのポイント
この本は、料理のレシピそのものではなく、「料理の手間を省きつつ、見た目や栄養のバランスを整える方法」をまとめています。
料理って、美味しさも大事ですけど、「おいしそうに見えるかどうか」も重要ですよね。
真ん中を高く配置するとか、トッピングとしてネギやゴマを用意+一振りすることで本格的に…。実家に眠っているだろう皿を活用する…等々、盛り付けのレシピは盛り付け苦手な私にピッタリでした。
子ども料理は作らない
これは結果的に、うちでもやってますが、子どもに大人が合わせる感じです。
マルサイ家は年長者の好みに子どもを合わせるパターンもあって。子どもの食卓にもキムチ並べて大丈夫なのか!とか、意外でしたし、大人が食べたいものを主体にする日があっても良いのか…と。目から鱗な気分でした。
他の、収納や洗濯、子育てに関するノウハウも参考になります。家事がテーマの本ですが、子育て世代には特におすすめしたい1冊です。
漫画『きのう何食べた?』(よしながふみ)
みんな大好き、ゲイカップルの日常を描いた料理漫画です。
※有名だと思っているのですが意外と「料理漫画目録」の方で、定期的にまとめ買いされるんですよ…不思議な作品…。
最近、電子書籍版が登場しました。1巻は無料なので試し読みにどうぞ(^^)
主菜も副菜も使える
漫画として楽しく読めるのですが、登場するレシピが使いやすくて。
私は副菜を良く作りますね。栗原はるみさんのレシピが元の人参とツナのサラダとか、にんじんのきんぴらとか…(にんじんが悪くなりそうなときに使うことも多い…)。「ためしてガッテン」レシピを元にした卵焼きもよく作りますね。
今、作りたいのがさつまいもご飯。メニュー全て真似して今週末に作りたいなあ。
『きのう何食べた?』は様々な人の日常が変化していくのを見るのも楽しい。
年を重ねるにつれ、シロさんのお父さん・お母さんが病気で入院・手術したり、終活と称して荷物を整理したり、お墓を購入したり…
事務員の山田さんや、佳代子さんの娘さんなど、子育て世代の様子が描かれるのも楽しい。佳代子さんのお孫さんはそろそろ小学生ですしね…。連載も15年目かな…?そりゃシロさんもケンジも見た目や立場が変わりますよね…。
志乃さんのエピソードも好きです。志乃さん家のレシピはちょっと上品な感じがあって素敵。
よしながさんといえば『愛がなくても喰ってゆけます。』も面白くてお勧め。こちらはお店訪問漫画で、ジャンルとしては『孤独のグルメ』と同じと言っていい(けれど別物)。よしながさんの漫画には阿佐ヶ谷がよく登場しますが(本人の実家も阿佐ヶ谷)、こちら(&きのう何食べた?)で登場したパン屋さんは阿佐ヶ谷にありまして。買いに行ったら本当に美味しくて。電車で1時間くらいかかるのに、何度かリピートしました。今は遠くて足を運べないかな…。
料理関係ないけどちょっと前に出た『大奥』16巻が本当にくそ面白くてな…(※褒めてます)。『大奥』の解説&考察記事も書いてみたいじょ…。
【おまけ】コノビーのおうちパンレシピ
漫画ではないので「おまけ」扱いですが、今回このまとめを作ろうと思ったきっかけです。
料理研究家で3人の男児の母、吉永麻衣子さんによるパンのレシピです。
●「手作りパンは難しい」の常識をひっくり返す!“おうちパン”を知っていますか?(コノビー)
本もたくさん出しているみたい。未読だからチェックしたいな。
おうちピザ
詳細な作り方はこちらの記事参照。写真も手順もわかりやすいです。
●こんなに簡単でいいの?子どもと一緒に生地から作る「おうちピザ」
材料や作り方など
【材料】
・強力粉……180g
・塩……2g
・インスタントドライイースト……2g(小さじ2分の1)
・水……150g
・トマト、ピーマン、コーンなどピザの具をお好みで
・溶けるチーズ
・ピザソースやケチャップ、マヨネーズなど
【作り方】
①材料を量る
②四角いタッパーに材料を順に投入。スプーンで混ぜる。
③冷蔵庫で一晩寝かせる
~ここまでの所有時間10分くらい~
④(翌日)発酵した記事を取り出す
⑤具を切ったりして準備する
⑥生地にピザソースを塗り、具を並べる
~この作業も10分程度で終わる~
⑦トースターで焼き上げる
~1200Wで15分~
このレシピの良いところ
良いところが沢山あるのですが、羅列しますと
・びっくりするほど手が汚れない
・ボールや木べらなど、道具も汚れない
・特別な道具は必要ない
・使用する道具が少ない
・子供だけでも作れるくらい、簡単
・でも、味は良い
・作って3日は保存できる
私は生地から子どもたちと一緒に作りました。手が汚れにくいので遊び半分、実験半分で調理できます。
キッチンスケール(はかり)だけで水まで量れちゃうので、シンプルで教えやすかったです。
また、粉ものなのに道具が少なく、洗い物が少ないのが良かった。
オーブンではなくトースターで焼けるのも気楽で良いです。はかりもですが、登場する道具が基本的でどの家にもありそうなのは良いです。
発酵の為に一晩置く必要がありますが、調理時間だけで言うと30分もかからないと思います。
おいしい
簡単なだけでなく、とても美味しいんですよね。このピザ。
余ったから冷凍したのですが、1週間くらい後にレンジでチンして食べたら、それも美味しかったという…。塩気がちょうどよいです。
また作ります。
スティックパン
子どもの離乳食にも使えるスティックパン。市販のものよりモチモチしていて食べ応えがあります。
●離乳食にも!「前の日5分→朝10分」の手作り野菜スティックパン♪
材料や作り方など
【材料】
・強力粉……100g
・塩……1g
・市販の野菜ジュース……70g
・インスタントドライイースト……1g
※これでスティックパン5本くらいです
※レシピだと量が少なめなので、うちでは2~3倍で作ってます。
【作り方】
①イーストをジュースに入れてふやかす
②粉、塩とイースト入りジュースを混ぜる
③こねこねしたらタッパに入れる
~この間、5分程度~
④翌日、タッパから生地を取り出す
⑤包丁で好きな太さにカットする
⑥トースターで焼く(1200Wで7分)
~10分で成型、7分で焼きあがり~
具が必要ない分、ピザより簡単かもしれません。
このレシピの良いところ
おうちピザの良いところに加えて、
・本当に前の日5分→朝10分」で作れてしまう…(驚愕)
わが家では晩ごはんに
上で紹介したハラユキさんのスパニッシュオムレツ、スティックパン、オニオンスープ、サラダ、といったメニューにしました。ちょっと豪華そうだけど、どれも10分もあれば作れちゃうので調理時間はトータルで30分くらいでした。ラクチン。
だけど子どもは食べるという…。良いレシピですな。
野菜ジュースではなく水にして、粉チーズや黒コショウを散らして細く切って焼いたら、おつまみに出来そう。
私は「パンやさんのパン」が食べたくて散財&店巡りをする人間なのですが、このパンは簡単なのに満足度が高いので、節約にもつながりそうです。
まとめ
は~。な、長かった…!レシピは手軽なものばかりなのに、紹介する私の記事が長くてどうするんだろう…(遠い目)
今回紹介したレシピ等は、作りやすいだけでなく、子どもたちの評価も高かったものばかりです。
また、本は個別で感想&解説記事を書きたいくらい、内容の充実した作品ばかりです。今だとマルサイさんの『主婦力ゼロからの家事やってみた』が一番お勧めかな~。発売して間もないので、書店の店頭にもあるかと思います。
毎日の食事作りの参考になると嬉しいです。
それでは!