Nintendo Switchで「スーパーマリオオデッセイ」が発売されました。
夫がゲーム会社勤務なので、話題になるタイトルは全て買ってます。
私もプレイする暇があると良いのだけどな~。最近全く、ゲームしていません。ドラマも見てない。
※…うちの部屋が汚いのは気にしないでください…。
順番にマリオをプレイしてる姉妹。
夫の解説によると、マリオオデッセイの評価は凄く高いそうです。
実際、子ども達が遊んでる様子を見ると、簡単手軽で楽しそうを pic.twitter.com/s9fouSCjUx— matsubi. (@matu_bi_) 2017年10月27日
娘たちがゲームするのは週末だけなのですが、「マリオカート」や「ARMS」を楽しんでいます。
「マリオオデッセイ」は、動かすだけでも楽しいようで、「娘ちゃんの番だもんー!変わってよ~!!」などと、姉妹でリモコンを取り合いながらプレイしております…。
間に入って対応する夫も大変そうでした。
夫が開発するのは、大人の男性向けのタイトルが多いのですが(今はPS4のゲームを開発しています)、子どもがゲームをプレイする様子や反応を見ることで、学ぶ部分はとても多いそうです。
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夫は大学新卒でゲーム会社に入社し、ゲーム開発者(プランナー)になって今年で20年目です。
主に、パラメーター設定を担当しています。
HPがいくつとか、レベルがUPに合わせた数値変動式を作ったり、アイテムのドロップ率やモンスターとのエンカウント率を設定したり。レベルデザインと言われる部分です。
※エクセルシートにズラッと数字が並んだ仕様書を作っています…みなさんがイメージするプランナーとは違うと思う
20年でゲームを取り巻く環境も変わりました。
華やかな印象もありますが、常に勉強を続けないとついていけない、過酷な仕事だと思います。
夫でいうと
・ゲームの情報は、WEBニュースや「ファミ通」を読んでチェック
・話題になったゲームは出来るだけプレイする
・定期的に勉強会に参加して新技術について学ぶ
・Unityを使ってゲームを作る勉強をする
・インディーズゲームの情報を拾う
・ゲーム開発時、原作にあたる漫画やアニメは全てチェック
-過去にガンダムのゲームを作った時、ガンダム全シリーズ見てました。
ガンダム1体1体に対して、機体の個性が分かるようなパラメーターを設定する役割だったとのこと。
・アニメ、特撮の新番組1話は全部録画してチェック。気になる作品、話題になる作品は視聴を続ける
・話題になれば後追いで全話見る(最近だと「けものフレンズ」とか)
…これらを業務時間外にやってます…そりゃ寝る時間足りなくなるよね…(^^;
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現在はSwitchやPS4、スマホゲームだけでなく、インディーズゲーム制作も盛んです。
Unityで作りやすい環境になったし、Steamもあるし、個人開発で世界的にヒットしたゲームもあるし。
デジタルゲームの実情を把握するだけでも、一苦労じゃないかしら…?(情報源として雑誌「週刊ファミ通」があるのは便利みたいですが)
これは夫に教えてもらった「Downwell」という、ジャンプアクションゲーム。
もっぴんさん(学生)が1人で作り、2015年にリリースされた作品。世界中のゲームファンの心をつかみ、人気・話題となりました。
話題になったアニメ、漫画、ゲームは、開発時に「例え」として使うことが多いらしく、把握してないと困るそうです。
簡単に言えば「ドラクエの●●みたいなイベント」「ナルトの●●の場面みたいにしたい」みたいに、実装したい仕様を例えることが多いらしい。
メインプランナー/ディレクターとして、プログラマ・グラフィッカなど関係者をまとめる役割もあるので、開発する、仕様書を作るのとは別に、コミュニケーション能力、知識が必要となるようです。
本人はゲームだけでなく、特撮やアニメ、漫画も好きなので楽しんでいるようですが。
物を作る人って、本当に大変だなあと。
これだけインプットするからこそ、アウトプットが可能なのでしょう。
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仕事+勉強だけでも大変なのに、子育ても主体的にしてくれるし、お皿を洗ったり掃除したり、家事もやってくれる。
本当に素敵な夫だな、尊敬できる人だなあ、と思います。
…いやまあ、1人目産んだ1年後に離婚を決意して、私が土下座して離婚を切り出したりもしているのですが。
その時、「変わります」と約束した夫がいて、本当に行動が変わって。
その後、私が病気したりがあって更に変わって。色々な状況を経ての、現在です。
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私は、こんな風に思っています。
「過去は変わらない」「他人は変わらない」
「意識は変わらない」「性格は変わらない」
「変えられるのは自分の行動だけ」
「行動が未来を変える」
「未来が変われば過去の解釈も変わる」
「小さな行動が世界を変えることはある」
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こんな考え方に至ったのは、チェーン店で働いていた時の経験が大きいです。
ブログを読んでいる方から見た私が、どんな感じかは分からないのですが。
25歳くらいの私は、常にカリカリ、イライラしていて。スタッフに八つ当たりするような、最低な人間だったんですよ(^^;)
同期入社した友人が続々と店長になる中、店長にもなれないし、店舗やスタッフは思うように動かないし。
一方的に怒るだけで信頼もないから、動いてくれる・協力してくれるわけがないのですが…。色々と勘違いしてました。
そんな時、店長から
「末尾さんは早口過ぎる。それだとスタッフは責められていると萎縮しちゃうよ」
「ゆっくりしゃべるようにしてみな」
そう、言われました。(レジの近くで言われたのですが、場面までしっかり覚えています。)
この言葉が腑に落ちまして、ゆっくり話すぞ!と。その日から、ゆっくり話すようになりました。
ゆっくり話す、ゆっくり話す、を頭に浮かべて。
ゆっくり話す為に、事前に要点をまとめておこう。
ゆっくり話す為に、大きく口を開けてみよう。
ゆっくり話す為に、間を開けたり、相手の反応に合わせた相槌を加えても良いのかもしれない。
そんな感じで工夫して。とにかくゆっくり話すようにしました。
無駄な発言、攻撃的な言動が減りました。
5年くらい経った頃、何故か「聞き上手な人」「話しやすい」と言われるようになりました。
(意識したのは「ゆっくり話す」ですが、話し上手とは言われません。)
そこから15年近く経った現在は、当時と性格すら、違っていると思います。
「ゆっくり話す」という小さな行動の積み重ねが、現在を変え、未来を変えた。継続したことで性格も変わった。
そんな風に考えています。
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不安も迷いもいっぱいだった30代でしたが、「もしかしたら立てたかも…」と感じています。
既に「不惑」に片足を突っ込んでいる39歳の私は、「不惑」はワクワクするなあ、と思っています。
その先の「知天命」も気になるし、「耳順」が後なのも気になります。孔子ほどの人であっても、他の人の言葉に揺らぐものなのですね。
※この辺は孔子の「論語」から。
子曰く、
吾れ十有五にして学に志ざす。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳従う。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。
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マリオも、最初にリリースされた1983年の「マリオブラザーズ」から34年立って、全然違うゲームになっているようですが、人間も十数年という時を経ると、色々違うような気がします。
クッパを倒し、ピーチ姫を助け出すアクションゲームから、世界を冒険する「旅」をテーマにしたオープンワールドの世界へ。
映像的な迫力は大きく変わったのに、マリオのアクション(走ったり、ジャンプする姿)が印象的で、動かすのが楽しいという感覚は維持できているのがスゴいと感心します。
むすめたちは、リモコンで動かすだけでも、楽しいみたいでした。
オデッセイはゲーム内で敵を倒したりするのかな?
今のところそういう風にも見えなくて、ただ、街を歩き回って何かを見つけて。楽しんでいるだけに見えます。マリオが死んだり、穴に落ちることもありません。
私も久々にゲームプレイしたいな…。時間ないけど…。
大逆転裁判2も積んでる状態ですし、本も積んであります…。ブログも書きたいし、やりたいこといっぱいで悩ましい。