※この記事は自分のメモ的なもの(記録用)です。
赤ちゃん系グッズの事故。
乳幼児の短い期間しか目にしないものだし、将来の誰かの為に記録を残した方が良いのかな?…と考えていたら、Twitterでこんなツイートが流れてきました。
ベビー用浮輪の事故は無くならない。症例は8ヶ月。母が上記使用し児を入浴させ、1分程着替えを取りに目を離した。浴室に戻ると浮輪に本人おらず浴槽内に沈み、引き揚げると心肺停止。母が人工呼吸、心マ施行し水を嘔吐後、病院搬送(日本小児学会誌) pic.twitter.com/6pNs9tEDGt
— Flight13 (@doctor_nw) 2014, 11月 10
…ん?「スイマーバ」って、事故多発を受けて改良してなかったっけ…??
※スイマーバ=首に着けて使う浮き輪、1人目を生んだ2013年頃?は大人気で、雑誌やブログなどで妊娠中、産後よく目にしました
ついでに、現在中学生の娘を育てる義理の姉が「自分が子どもを育ててた頃は、今とは違う形の浮き輪を使ってた」と話していたような…?(今は同じ形が売ってないと話していました)。
そこで、赤ちゃん用浮き輪による事故について調べてみました。
事故発生については、使い方が間違っている場合が多いです。
・対象月齢前に達していない
・空気が多すぎる・少なすぎる
・赤ちゃんから目を離して別の事をする…など。
また、日本以外の国は入浴の習慣がないので、「湯船に浮かべて毎日使う」ことや、「湯船に浮かべている間に、親がシャンプーする(目を離す)」ことを想定して作ってはいないと思う。
2014年(平成26年)10月9日
消費者庁のプレスリリースです(PDF)
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/141009kouhyou_3.pdf
2012年7月~2014年10月の間に、1歳未満の乳児の事故が6件。
2012年(平成24年)7月
NHKニュース
赤ちゃん用浮き輪 事故相次ぐ | NHK「かぶん」ブログ:NHK
消費者庁の注意喚起PDF
http://www.kokusen.go.jp/kiken/pdf/310dl_kiken.pdf
2007年(平成19年)7月
これは座るタイプの浮き輪です。最近は販売されてないような…?
メーカーによる事故発生を防ぐ為の注意喚起
浴槽用浮き輪(座れるタイプ)
消費者庁の注意喚起PDF
http://www.kokusen.go.jp/kiken/pdf/280dl_kiken.pdf
小児科学会の傷害速報
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/injuryalert/0004_follow.pdf
首浮き輪での事故
io302(過激な小児科医)さんが過去の事故データをツイートしていました。
『7ヶ月女児(双胎)』『本児と 2 歳の兄が浴槽内』『母と妹は脱衣所』
『母が本児と妹それぞれ に首浮き輪を装着』
『児に装着していたはずの首浮き輪が外れ、児はうつ伏せ状態で頭部は完全に水面下に浸かり、臀部が水面上に浮いて』『首浮き輪による溺水(https://t.co/imBGZfCBRW)』
— io302 (@io302) 2018年1月22日
首浮き輪については以前から危険性が指摘されているが、見た目の可愛さや、ワンオペ入浴時に便利、という事で事故はなくなっていない。
幸い発見が早く大事に至らない事が多いが、植物状態になってしまった子がいるのも事実(https://t.co/v5cMT6dJNT)。 pic.twitter.com/ZgEhvIJK07
— io302 (@io302) 2018年1月22日
余談
昨日Twitterで流れてきた(結構古い)ツイートも同じNICUの先生のものだったのだけど
小児科学会誌掲載。折畳式ベビーカーを開ききらないまま3歳女児が写真部位に手をかけ座った。その部位に指が挟まったまま父親がロックをかけ、結果左小指は切断された。制作元から指挟み予防カバーもらってないしその情報すら知らないと後日父親談 pic.twitter.com/eadvA90DZG
— Flight13 (@doctor_nw) 2014, 7月 11
このツイートだけだとメーカーが分からないのよ…orz
フォロワーさんの補足で「マクラーレン」と知りました。
消費者庁のプレスリリース(2011年/平成23年3月)
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/110331adjustments_1.pdf
2011年9月に安全装置の配布が始まっています。
マクラーレンが公知してないわけではなく、公式サイトのトップページには「製品安全情報」へのリンクがありました。(しかしオンラインストアには告知なし。楽天など別の店舗では告知なし)
ううーん。難しいなあ。
調べていたらリコール情報サイトが見つかったのでメモ。
リコール情報だけで企業運営が成り立つってすごいな…。