買いました。読みました。予想以上に面白かったです。
男児3人の家庭…大変そうですね…。
全124P、994円です。
【内容紹介】
ゆっくり育つダウン症児の長男・ユンタ。浮世絵と阿修羅像の模写に熱中する次男・ダイ。成長曲線の上辺を突き進む三男・イッちゃん。そして、サッカーゲームとおもちゃ収集に闘志を燃やす、一家の大黒柱である(はずの)夫…。
そんな男子4名をまとめる母の、愛と苦悩と悲痛な叫びがこだまする、ドタバタハイテンション家族コメディ!!
【感想】
『ユンタのゆっくり成長記』が好きで、続編にあたるこちらも購入しました。
●『ユンタのゆっくり成長記』(たちばなかおる)感想~苦労は3倍?驚きと喜びは10倍!~
●『たちばなさんちの長男坊 ユンタのゆっくり成長記』(たちばなかおる)感想~ヤンチャ盛りの3兄弟のドタバタな毎日~
良い意味で、前作2冊とは違う、最初から最後まで笑える1冊でした。
作者のプロフィール
作者のタチバナカオルさんは1970年生まれ。
2006年11月、35歳でユンタ(純太)を出産。その後、ダイダイ(純大)、イっちゃん(純一)を出産し、3人の子供のお母さんです。
3人兄弟とお父さん(パパ純)、お母さん(作者)の5人家族。
ユンタ(小2~小3)、ダイダイ(5-6歳)、イっちゃん(3-4歳)頃が描かれます。
漫画の構成
1話6ページの4コマ漫画が17話収録されています。
「子宮頚部に異常あり!」という8ページの漫画と、描き下ろしが2ページついています。
この漫画の特徴
自由な3人の兄弟と、子どもに負けないくらい自由なパパ・純を描いた漫画で、ほんと、笑えました。
ユンタは変わらずユンタなのですが、ダウン症であることは置いといて、楽しく読めます。
3兄弟の個性がはっきりしているのも面白い。ダイダイは真面目な良い子のようで、乙女のような一面があったりしてかわいかった。
3人の中で一番体力がありそうなイっちゃん。ごはん大好き!プロレス大好き!な元気な子で、私の一番お気に入りです。かわいい!
オチを持っていく男・パパ純…。立花さんの本を読んで尊敬していたんですが、まさに「永遠の小学4年生」。子どもの面倒はみてくれているけれど、子ども以上にハマってオモチャを集めたりするのは、なんというか…自分の夫がこうだと困るなあ…と思ったり。漫画としては面白いです。はい。
雑誌「VERY」の取材の様子が漫画になっていてびっくり。雑誌、読んだのですが漫画を読んでからだとまた違う感想になるかもしれない。
●【読書記録】「VERY」(2014年11月号)にたちばなかおるさんが出てました~育児漫画家へのインタビュー記事の記録
まとめ
「とても大変そうだけど楽しそうだな~」…と思いながら読みました。
『ユンタのゆっくり成長記』から『たちばなさんちの長男坊』を経て、今回は家族を描いた漫画になって。
終始笑いっぱなしで読んで、面白かった、で終える。残るのは笑顔で、小さな悩みがカラッと晴れる。そんなパワーを持つ一冊でした。
面白かったです。