育児漫画描く人向けの記事

KADOKAWA発の育児漫画・告知/広報活動の変遷を追う~編集者さんのがんばりを讃えたい企画

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昨日、『とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』の記事を書きましたが。作中に登場するのは「大変ヒドイKADOKAWAの編集者・編集長」です。

育児漫画単行本を一番多く出しているのもKADOKAWAです。
でも、育児漫画を担当しているKADOKAWAの編集さんはがんばってくれています。

そういう部分は見えにくいと思うので、今回、まとめてみました。

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育児漫画とKADOKAWA

株式会社KADOKAWAとは?

出版社に限らず、ゲーム会社等エンタメ系会社が統合した大企業。
アスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川書店、中経出版、富士見書房、メディアファクトリー等があります。

KADOKAWAのWeb Site

旧メディアファクトリー系

コミックエッセイを多数扱っており、育児漫画単行本を一番多く出版しています。

メディアファクトリーWeb Site

旧エンターブレイン系

コミックエッセイは沢山出ているけど、育児漫画は少ない。
エンターブレインWeb Site

旧富士見書房系

育児漫画は少ない。『脅える?子育て日記』は「コミックウォーカー」でも連載。
富士見書房

旧中経出版系

育児漫画は少ない。
中経出版

旧角川書店系

育児漫画はあかまるさんの1冊だけ。
とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話』で登場するのは、旧角川書店系の編集者です(雑誌「少年エース」等担当)。
角川書店

メディアファクトリー系育児漫画

育児漫画(コミックエッセイ)の発売タイトル数が一番多いのでこちらに焦点を絞ります。

例の漫画は『とある新人漫画家~』ですが、育児漫画の単行本を出している作家の大半は新人漫画家です。

特に最近はまるっと描き下ろしの単行本も多く、1コマ・4コマしか描いたことがない作家にもコミックエッセイ系のコマ割り漫画を描かせているので、作家さんへの要求基準は高いという印象。でも編集者に好意的な作家が多いです。

編集姿勢として、「ブログ/Twitter/Instagramで人気の育児漫画を本にする」ではなく、「書籍として販売する」「新規読者に売る」ことをモットーとしてる気がします。
実際、書店でもよく見かけますし、増刷がかかる作品も多い。

自分は店頭で買って「ネット発の単行本って面白くないね…。損した!」と感じた経験もあります。
メディアファクトリー系は当たりが多い(ブログなどの読者でなくても楽しめる)のはすごいと思っています。

メディアファクトリー系育児漫画・告知の変化

2013年~2017年の間の話です。
「それ普通じゃん?」て内容も多いのですが、育児漫画に限定すると、やってないことばかりなのです。

巻末で他の作品を紹介

昔の育児漫画ではよくやっていましたが、2013年頃はどの出版社でもほぼ見ませんでした。講談社の単行本で同じ著者の創作漫画を掲載していたくらい(『あかちゃんのドレイ。』や『子育てたんたん』)。

おひさま、もっちゃん!(丸本チンタ)

巻末で前作『親バカと言われますが、自覚はありません』を紹介。

うちのこざんまい(内野こめこ)

帯と巻末で、別の作者の『5歳だって、女』、近日発売の『今日も今日とてイヤイヤ期』、2冊の育児漫画を紹介。

正直 余裕はありません。(あね子)

同じ時期に発売された『ギブミー睡眠』を紹介。
『ギブミー睡眠』は持っていないのですが、同じように『正直、余裕はありません』を紹介していると思います。

家族ほど笑えるものはない(カフカヤマモト)

育児漫画を含む、コミックエッセイをたくさん紹介。

単行本を紹介するリーフレットを挟む

普通の単行本だとよく見るのですが、育児漫画だと珍しい。
丁寧に作られたと伝わってくる、素晴らしいリーフレットです。作品への愛がある。

『正直、余裕はありません』に挟んでありました。他にもあるかも知れないのですが、手元にあるのはこれだけ。

鳥頭ゆばさんの『ぼっち育児楽しんでます!』、前川さなえさんの『5歳だって、女』などが紹介されています。
テーマを「新生児」「ちびっこ」「お悩み」に分けて紹介しているのはわかりやすくてよいです。

単行本1冊1冊、「コミックエッセイ劇場」の試読/連載ページへの直リンク(QRコード)がついているのも素晴らしい。

単行本にハガキを入れる

『うちのこざんまい』にはハガキが入っていました。他の出版社では挟んであることも多いですが、メディアファクトリーでは珍しい。1回しか見てないです。

購入者にプレゼント企画

2017年4月刊の『わるのりてづくり』で二見書房さんがオリジナルポストカードプレゼント企画をやっていましたが、プレゼント企画も最近まで見た覚えがない。

『ギブミー睡眠』『正直 余裕はありません。』

育児漫画としてはこれが初かな?ツイッターで感想をツイートした人の中から抽選で、オリジナルエコバッグを80名にプレゼント。

単行本自体の売上を伸ばすというより、Twitterでの広告効果を期待する企画のようです。
この企画自体は賛同するのですが、どういうバッグか分からない・画像もないのは引っかかりました。

『家族ほど笑えるものはない』

Instagramで本の感想をアップすると、抽選で10名に似顔絵アイコンをプレゼント。

作家さんに負担があるものの、送料など費用がかからない・転売されない等のメリットを考えるととても良い企画です。ファンとしても嬉しいですし。

プレゼント企画用にInstagramアカウント(@kazokuhodo)を開設してます。

このアカウントがまた、素敵で。
単行本が紹介された雑誌などを告知するだけでなく、(カフカヤマモトさんが参加した)他社の育児漫画を紹介する、WEBマンガ総選挙を告知する。こういうの大事。

作家同士の対談企画

『ギブミー睡眠』『正直 余裕はありません。』

同じKADOKAWAグループの「ダ・ヴィンチニュース」に対談掲載。
雑誌「ダ・ヴィンチ」はメディアファクトリー発です。小説や一般書だけでなく、漫画情報も多く扱っています。
前編 ●後編

『うちのこざんまい』『ぼっち育児を楽しんでいます』

これは編集さん関係ないかも。でもライブドアと組んで「コミックエッセイ賞」募集してたりするので関係あるかも(どっちやねん)。
【年末対談】「巣ごもりゆばさん」×「うちのこざんまい」人気絵日記ブロガーが語る自分らしい子育てとは?

コミックエッセイ劇場で連載

コミックエッセイがたくさん、無料で読める人気サイト。

元々、ブログ発の作家さんが連載を持つことが多かったのですが、今年に入って色々試している感じがあります。

・単行本試し読みで「特別ゲスト連載」が始まった(『今日のヒヨくん』やまもとりえ)
・古い単行本のリバイバル連載が始まった(『子どもが多いお家でもできるスッキリ! 整理術』まえだゆずこ)
・単行本告知の為の描き下ろし漫画を連載(『うちの子の場合!』)。

また、同じグループ会社のサイト「レタスクラブニュース」と「コミックエッセイ劇場」をリンクしてお互いのサイト読者を交流させているのはうまいと思います。

Webレタス隊

レタスクラブニュース」内のコーナーで、多数のコミックエッセイ作家が参加しています。
作者さんがブログやTwitterで告知する効果もあってか、育児漫画系のニュースは人気のようです。

『家族ほど笑えるものはない』発売記念 カフカヤマモトインタビュー

発売から1カ月後に行われたインタビュー記事。

『おひさま もっちゃん!』試読連載

全5回。

『家族ほど笑えるものはない』試読連載

2017年3月発売の単行本で、4月から試読連載が始まり、15回を重ねる。

『不登校の17歳。 出席日数ギリギリ日記』発売記念 青木光恵さんインタビュー

発売の2か月後に行われたインタビュー。

『5歳だって女』の試読連載

全5回。

『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』の試読連載

全5回。

『うちの子の場合!』の試読連載

全5回。個人的には良いと思っていますが、1人6ページなのに2~3ページ見せちゃうので「思いきってるな~」とは思います。でも、良いんじゃないかな。

他サイトに試し読みページを出す

多分Conobieとママテナだけだと思います。

※編集部の山崎さんから、赤すぐ、エキサイトウーマンにも掲載していて、どれも無償とのコメントを頂きました。いやいや。すごいわ…。

Conobieに試読ページ掲載

出産の仕方がわからない!』カザマアヤミ。

Conobieでリバイバル連載

親バカと言われますが、自覚はありません。』丸本チンタ。

ママテナに試読ページ掲載

育児漫画じゃないし2016年単発ですが。『ママ友がこわい』『ねことじいちゃん』を掲載。

余談

メディアファクトリー系かどうかは、単行本の背表紙と裏表紙を見れば分かります。マークがついてます。

ただ、今年に入ってメディアファクトリー系の表示が無くなるものも増えました。社内で事業統合が進んでいるのかな?

まとめ

ネット情報を中心に拾い上げたまとめですが、2013年から2017年の約5年で、これだけ変化しています。

具体的に名前を出すと、多分上でまとめた内容は「コミックエッセイ劇場」と「レタスクラブ」の編集長を務めている松田紀子さん、編集者の山崎さん、加藤さん、白川さん、他メディアファクトリー系編集者の方々が、色々チャレンジしてくれているようです(編集者の名前は本の奥付に載っています)。

作者・読者・編集者が三方良しとなることで、企業が売上を上げたり利益を得るのは、健全なことだと思います。

育児漫画は増えすぎたこともあり、本を売るという意味では苦戦するジャンルだと思いますが、色々なアクションを起こしてくれているのはありがたいなあ、と思っています。

それでは~

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