森戸先生がこんな記事を公開しました。
本文中に私がまとめたTogetter記事が紹介されています。
母乳の子は違う?食物や食事との関連は?”母乳神話”の体験談と小児科女医・森戸やすみ先生による解説 - Togetterまとめ
まとめていた時、TLに「いつか朝日が昇るまで」のとしぞうさんが登場して驚きました。(※一方的にブログ読んでいるだけです。)
母乳信仰に限った話ではありませんが、育児はとても楽しいんだけど、気持ちが疲れるなあ…と思うことが多々あります。
娘を産んでまだ2年半で、私の中で「親である自分」がまだ育っていないからのような気もしますが、専門家による「ダブルスタンダード」というか「ダブルバインド」によって苦しんでいるような気もしていて。
この疲れはあまり建設的とは思えなくて。やらなくて良い苦労な気がするんですね。
昨日読み終えた本が、示唆に富んでいると思うのですが、現在の私のもやもやを助長している面もあり、なんとも悩ましい…。感想を漁る旅に出ようか…。
- 作者: 品田知美
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2004/09
- メディア: 新書
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この本の中で著者は、
1)子育てにかかる負担(時間)が増えている
2)負担が増えた理由は子育ての主体が、親ではなく子にあるから
…結果として、判断基準が「自然に」「好きなだけ」等、曖昧になっている
…子育てが「周囲の協力を得てするもの」から「母親がするもの」になっている
3)子ども主体の育児は子どもの「万能感」を高めすぎている
…万能感を上げ過ぎたことで学級崩壊が発生?
…親と子の密着度が高すぎてひきこもりも発生?
4)子ども主体の子育ては子どもを尊重しない
…親の都合で子ども扱いしたり大人扱いしたり。ダブルスタンダード。
…添い寝や抱っこなどのスキンシップだけでなく、言葉での対話しましょう
…等々のことを、母子手帳の副読本や女性向け雑誌の記事を元に考察しております。
※私による論点のまとめはかなり適当です。
日本の育児文化には2つの軸があり、1つは風習としての子育て(文化的側面)、もう1つは科学的・医学的な子育て。
これは母乳信仰を考える上でも必要な視点だと思います。
この本、丁寧に情報を拾い集めてある良い本だとは思うのですが、読んでみるとえらいモヤモヤ してしまって。昔より育児に手をかけるようになったことには同意だけど、それが学級崩壊や暴力事件の原因になっているとは思えない。
一方で、著者自身が母親として2人の子どもを育てているので、学校に通いだすと「乳児の頃の子育て法と学級崩壊を繋げる」ような出来事があるのかも知れません。
私の子どもは2人とも未就学児なので、この辺の空気感はわからない…。
母親の負担を減らすようなことも書いてあって。
例えば「おっぱいはいくらでもあげてよい」という指導によって「何でもおっぱいで解決」になりやすいけど、赤ちゃんが泣く理由はおっぱいが欲しい以外もあるから、授乳間隔を意識することで親の負担を減らすとか。
夜間授乳の頻度を減らす・窒息死を防ぐ為に添い乳は止めて一人寝させてみるとか。寝る時の授乳はクセ。クセをつけないことが大事とか。うんうん、とうなずけることも沢山書いてある。
でも、読み終わるとモヤっとする。
なんだろうな、このモヤモヤ…。トピシュさんに解説してもらいたいわ…。
著者は、日本では生活する上での様々な「型」がなくなってしまった、と指摘しています。
そして、「型」がなくなった社会にふさわしい人格を育てる子育て法を手に入れる必要を説いています。
親子対等な子育てを!との結論で、それはたしかに、そうなのよ。
自分は親としての「型」がないことに苦しんでいるような気もする。
今から「型」を作るのは難しい気はするし、1つ1つの家族でオリジナルの「型」を作っていく時代なのかもしれない。
でもなんだろう…。
何故こんなにモヤっとするのだろう。
いつものことですが話がまとまりません。
冒頭で挙げたとしぞうさんが今日のブログで書いてた「型があるから型破り。型が無ければそれは形無し」の言葉。
※本文はブログ論で育児関係ありません。
「型があるから型破り。型が無ければそれは形無し」 - いつか朝日が昇るまで
この言葉がどうも、頭に残って。
型ってなんだろう。
オリジナルの型って、なんだろう。
ボールを使った競技なら、全て球技だわっしょいしょい!ということなのだろうか。
ルールを作らず、ただ、ボールを蹴っていればサッカーなのだろうか。
自分は剣道をやっていて一応二段なのですが、「型」って、無駄のない美しい所作なんですよね。勝敗が決まる試合での剣道とは違っていて、舞踊にも似た軽やかな美しい、お手本でもあり、最終目的地のような、何か。
うーん。この本にはたくさんヒントが詰まっている気がするけれど、考えがまとまりません。モヤモヤ。
論点を整理してみたらちょっとは違うのだろうか。うーん。
.@supika_24 「こういうこと言われることあるけど気にしなくていいよ!」ガイドライン、ほしいですねー。でもインセンティブがない。どの職業にとっても。義憤に駆られた誰かが経済的なメリット抜きでやるしかない。みんな忙しい・・・。
— 森戸やすみ (@jasminjoy) 2014, 11月 13
ハーイ(・ω・)/<義憤に駆られた誰かです…orz
ガイドラインはどう構築したものか。「母乳飲ませないと髪が逆立つと言われたんですが…」みたいなことに丁寧に答えるサイトでよいのだろうか?
発言がおかしい助産院の名前が分かった方が有意義な気がするのだが。むむむ。この辺はな〜。お産について書いたら個人が特定出来ちゃうから、近所の助産院の悪い評判なんて、怖くて書き込めないような気もする。
余談ですがミルク関連でこんな署名も始まったようなので署名してきました。
キャンペーン · 外出にも備蓄にも便利な乳児用液体ミルクを、日本でも販売してほしい!Change.orgで署名に参加 · Change.org