すくパラぷらすに連載中の『オレなんかが親になって大丈夫か?』の2巻にあたる作品。
カラスヤさんの育児漫画は安定した面白さで、今作も楽しく読みました。
全128ページ、1015円です。
●すくパラぷらすで連載中です
amazon ★★★★(4.0) ※レビュー1件
楽天 レビューなし
【内容紹介】
電撃結婚から早4年。カラスヤサトシ、注目の子育てコミックエッセイ第2弾!
「子どもがスクスクと成長する横で夫もブクブクと……」
カラスヤ妻がついに公式ツッコミ!! 妻の直筆コラムを単行本特別収録。
前作「子がなくては親は育たぬ」から1年と5ヵ月ぶり。
カラスヤサトシは娘の成長とともに日々進化中!
【感想】
●1巻にあたる『オレなんかが親になって大丈夫か?』(カラスヤサトシ)感想はこちら
amazonの内容紹介が間違ってるぞ…(・ω・)
※「子がなくては親は育たぬ」は最初、連載時についていたタイトルで単行本化に合わせて変更されました。
作者のプロフィール
作者のカラスヤサトシさんは1973年生まれ。
奥様は1983年生まれで音楽系のライターをされており、夫婦揃って自宅でフリーランスの仕事をしている家庭です。
2011年、カラスヤさん37歳の時に娘・リーちゃんが誕生。
漫画の構成
1話6ページ(11本の4コマ)×17話と、描き下ろしのまえがき、新婚旅行漫画の全19話収録されています。
一番の特徴は、カラスヤ妻さんのツッコミ(コラム)が5本、収録されているところでしょうか。こんな感じの字を書くんやなあ…。愛あるツッコミなので読んで和みました。
作中で好きだったのはこのツッコミ。「犬の絵」って判断が難しいと思うんですよね…。ファンシー系だと熊なんだか猫なんだか迷います。
収録のエピソード
単行本ではリーちゃん1歳半~3歳くらまでの1年半が描かれます。
言葉をほとんど話さない時期から、それなりにしっかり話すくらいまで。
一時保育、イヤイヤ期、トイレトレーニングの様子などが描かれます。
カラスヤさんの育児漫画では秋田書店発行の『エレガンスパパ』がありますが、こちらは内面に根差した葛藤などを描いた作品。主人公=カラスヤさん中心で、家族を描いている感じ。
対して『オレは子をみて育とうと思う』はカラスヤさんとリーちゃんが主人公で、2人で遭遇した出来事を漫画にしている感じです。
印象に残ったエピソード
リーちゃんが怪我をするエピソード。肘内障と判断されるのですが、子どもの肘って簡単に外れるものなんですね…。
腕の持ち方については、私も手首を掴んでいたのですが、この回を読んでからは手のひらを持つようになりました。
雨の中、りーちゃんとお出かけするエピソードも楽しいです。読むのは。実際に付き合って、ずぶ濡れの状態を楽しんで描けるカラスヤさん偉いわ…。
2歳8ヶ月だと雨にぬれるとか関係なく、傘をさしたりカッパを着たり、普段と違うのが楽しいのだろうな。
子どもに「ごめんなさい」を教える回の教える様子は丁寧で好感を持ちました。
作中でもカラスヤさんが「難しい」と描いていましたが躾については色々考えてしまいますね。
まとめ
カラスヤさんの育児漫画は派手さはないけれど、娘・りーちゃんの様子が丁寧に描かれていて面白いです。
今までカラスヤさんの育児漫画だけ購入してきましたが、『毎日カラスヤサトシ』に手を出そうか思案中…。
買い始めると結婚前の作品も含めて全て買いたくなるので慎重に検討しております。