有名な漫画家さんが描いていたのに単行本になっていない育児漫画についてまとめました。
私はGoogleやTwitterで「育児」「漫画」等のキーワード検索を定期的に行っています。すると、昔々にこんな育児漫画あったね~…というツイートやブログがひっかかります。
同じ作家の噂を複数見つけると雑誌名などが分かるときがあるので、再度検索したりして細かく調べます。
最終的にその作家のWikipediaに全部書いてあることもありますが、宝探しをしている感覚で楽しく調べています。
こんな人も描いていたのかあ、読んでみたいなあ、と思うけれども時間が経ちすぎているから無理だろうなあ。
幻の育児漫画一覧
ゆるゆる育児日記(さんりようこ)
4コマ漫画家のさんりようこさん。代表作は『B系H系』。
『ゆるゆる育児日記』『ゆるゆる育児日記GOGO』のタイトルでこっこクラブ(ベネッセ)に連載していたらしいです。単行本にはなっておりません。
甘辛ベビーフード(新井理恵)
4コマ漫画『×-ペケ-』で有名な新井理恵さん。私が高校生くらいの頃流行っておりました。稲葉くんが大好きだったなあ…。
新井理恵さんのファンサイトの情報を信頼するならば、2010年くらいまで雑誌「スーパークロスワード」で連載していたようです。
●新井理恵ファンサイト・脳髄ジャングル
今は漫画家として活動してないのかしら…と思ったら、別コミ(小学館)やバーズから単行本が出ているんですね。
直子姫と富樫王子の○○ぱーんちっ!(武内直子)
『美少女戦士セーラームーン』の武内直子さんが集英社ヤングユーに連載していた結婚・出産・育児エッセイ漫画。
夫は『幽★遊★白書』『HUNTER×HUNTER』の作者・富樫義博さん。
タイトルの○○に入るのは「社会復帰ぱーんち」「結婚ぱーんち」「ベビーぱーんち」…など。
私は連載当時、雑誌で読んでました。
武内さんの漫画を読んでたなら、彼女の愛車がポルシェだった、実家は宝石店、薬剤師の免許も持っている等々、金銭感覚がお嬢様!なのはご存知かと思います。
漫画を読んでいて「グッチって抱っこひもあるんだ…」とか思った覚えがあります。
単行本にするほど量を描いていないし、講談社とのトラブル?原稿紛失の件とか休載した理由が描いてあった気がするので単行本は発売されないでしょう。
古本屋で雑誌本体を探すしかないかな。
こちらのサイトに各話の題名と感想が書かれています。
●直子姫と義博王子のベビー・ぱ~んち!!
「キビシイです!」桂正和
ジャンプ黄金期を築いた一人、桂正和さん。代表作は『ウイングマン』『電影少女』『I's』『ZETMAN』など。最近だとアニメ「TIGER&BUNNY」のキャラクターデザイン。
雑誌「Men's LEE」2010年春号に育児漫画『キビシイです!』掲載。
雑誌廃刊の為、2話掲載して幻の作品に…
↓のブログに感想があります。
●とてつもないムチャブリ!?桂正和先生のイクメンマンガ「キビシイです!!」レビュー
「潤二の沐浴日記」伊藤潤二
ホラー漫画で有名な伊藤潤二さん。代表作『富江』『うずまき』。
「潤二の沐浴日記」は、「本当にあった爆家族のはなし」「コミックふぁみドラ」(週刊朝日増刊)にて連載。単行本にはなっていません。
半分フィクションだったようですが(本人談)、どんな絵だったのか見てみたい。
犬木加奈子さんが描いた子育て漫画?
これが今回の本題なのですが。
犬木加奈子さん。私にとってはホラー漫画の巨匠。
最近は漫画家としてではなく、教員として活動されているようです。
この犬木加奈子さんについて、椎名高志さん(『GS美神』『絶対可憐チルドレン』)がこんなツイートをされていまして。
どこでどんな育児漫画を描いたのか、全く手がかりがつかめないんですよね。
でも、情報としては信ぴょう性が高そうだし。気になるなあ。
2014/12/20追記
こんなツイートに出会いました!やたっ!
育児マンガがブームのころ、ぶんか社が「ばぶばぶ」という育児マンガ誌を増刊枠で出していた。が「ホラーのぶんか社」のため御茶漬海苔、犬木加奈子がラインナップされており、読むと因果がアレで子どもがナニの感じが出ていて、当時売れたのかどうかとても気になるところ(3号まで現存確認)
— 池川佳宏 (@saikifumiyoshi) 2014, 12月 18
※ぶんか社「ばぶばぶ」について調べてみたら、『私たちは繁殖している』を連載していた「みこすり半劇場」の関連雑誌として1994年に創刊。何号まで出ていたかは不明。
●国会図書館サーチ「ばぶばぶ」
番外編/成人向け雑誌に掲載された育児漫画
SABEさんの『ゆらさん日記』。
SABEさんは南Q太さんの元旦那であり、成人向け漫画家です。
成人向け漫画雑誌「快楽天」に連載していましたが、離婚の為終了。そして本人は、2009年に急逝。
『ゆらさん日記』は、追悼本『さべちん』に掲載されています。単行本化しているので、番外扱いとしました。