今日は父親のおっぱいについて。
正直、このネタで2回めを書くとは思いませんでした…。
父親がおっぱいを与える姿を描いた育児漫画
私の観測範囲での話なので、漏れてる作品もあるかと…(ご報告お待ちしています)。
前回の記事はこちら。2014年11月に調べて、5作ありました。(このときは単行本のみ)
-
【目録】父親がおっぱいを与える姿を描いた育児漫画まとめ~育児する父親はダミーチチーの夢をみるか?
さてさて。先日発売されたカラスヤサトシさんの『エレガンスパパ』。 大変おもしろかったのですが、中でも「ダミーチチー」のエピソードが最高にクールでした(褒めてます)。 今回は、『エレガンスパパ』だけでな ...
ニブンノイクジ(うめ)
「うめ」は夫婦で漫画を描いてる2人のユニット名です。原作は夫・小沢高広さん、作画は妻・妹尾朝子さんが担当。
WEBサイト「ママテナ」にて連載中。「cakes」で後追い連載もしています。娘さんは2007年11月生まれなので、漫画に描かれているのは2009年頃の話かな?。
Kindleで販売されていますが、該当部分はWebでも読めます。
●父の乳
授乳とは関係ないのですが、『ニブンノイクジ』は男性目線での育児を描く場面も多く、「男性の育児参加の難しさ」についても描いています。
●第七十一話 アウェイ
●第七十二話 アピール
●第七十三話 犯罪?
※楽天Koboでも販売中。
ぼっち育児楽しんでます(鳥頭ゆば)
2016年6月発売の単行本。娘・ぽけちゃんは2013年夏生まれなので、多分、その頃の話。
ゆばさんのブログ「巣ごもりゆばさん」には「旦那」カテゴリ記事もあります。休日には料理してるみたいだし(レタスクラブニュース)、見た目のインパクトだけではないんですよ…。
●コミックエッセイ劇場で試読できます
まめ日記(横峰紗弥香)
Instagramの投稿で発見。2016年1月。
●作者Instagram:@sayakayokomine
横峰さん夫妻は19歳年の差婚だったりするのですが、漫画を読む限り、旦那様も育児に積極的に参加している印象です。
ちとステップ(カピ父ちゃん)
2014年生まれの娘・ちとちと、2017年生まれの娘の2人姉妹。
2017年5月にTwitterで投稿。#ちとステップ。
●Twitter:@kapibarapoid
●Instagram:@capydaddy
●過去の育児漫画はPixivで読めます。
父の乳。
ちょっと前に描こうと思ってたのをようやく描けました
結局妻が起きて添い乳で寝た...#育児漫画#育児絵日記#ちとステップ#1歳半 pic.twitter.com/DOBNBgsUv8— カピ父ちゃん (@kapibarapoid) 2017年5月15日
カピ父さんの漫画はぜひ読んでほしいというか、最近の荒れっぷりが素晴らしいと思います。
※褒めてます。
ふたごむすめっこ(田仲ぱんだ)
2013年生まれの双子・なーたんときゃえたん、2017年に生まれた三女・すぅちゃんの3人姉妹。
●パパのおっぱい飲みまちゅかぁ~
●Twitter:@futagomusume
田仲ぱんださんの場合、最初の育児ではつまづきもあったようなのですが、今回は夜の授乳を任せているようです。
夜に1回変わってもらうだけでも違いますよね…。
●なんで起きないの!?夫にイライラ!(泣)そんな時、私が見つけた解消法とは(Conobie)
育児漫画以外の動き
パパチチしよう。(ピジョン)
哺乳瓶などの育児アイテムメーカー・ピジョンの父親の授乳を推進するキャンペーン。
2016年にスタートし、2017年に本格的に動いている印象です。
動画もあります。
「パパチチ」は、ミルクや冷凍母乳などを使って、土日や深夜帯の授乳をパパがやってみては?という提案です。
記事に掲載されているアンケートが興味深い。
授乳をふだんからしているパパの90%が、何かしら意識に変化が起きたという結果に。
また、授乳を経験することで、
★赤ちゃんへの愛情が深まった(70%)
★育児に対して積極的になり、「授乳以外の育児も積極的にするようになった(54%)
など、嬉しい変化がたくさん!
アンケートの母数が293人と少ないものの、これは良いデータ。
うちも2人目は母乳と混合、6ヶ月くらいからはミルクのみで育てたのですが、夫の行動は全く変わりました。
私も夫に預けてぐっすり寝れたから、疲れも残りにくくて助かりました。
まとめ
育児漫画において、「父親がおっぱいを与える」場面が描かれる機会は増えたと感じます。
じゃあなぜ増えたか?というと、単純に夫婦一緒に育児してて、授乳を見る場面が多かったり、赤ちゃんを抱っこする機会が増えたり、泣き止まずに無力感にさいなまれる場面に直面したり、しているからかと思います。
今回紹介したのは「おっぱいを与えようとする父親」ですが、ミルクをあげて”授乳”する父親も増えてきていると感じます。
●産まれたからには育てます(SeS/夏目義徳)
また、「WEBで読める妊娠・出産漫画一覧」で紹介した作家さんの産後の生活を見ていると、夫(父親)の育児参加率の高いこと…!(Twitterも見てるので漫画に描いてない内情もあるのですが…)ちょっとびっくりしています。
気付きにくい変化ではありますが、少しづつだけど着実に変わっていっているなあ…と感じます。
参考に、育児漫画描いてる男性作家さんのまとめ記事を置いておきます。
-
※2名追加※【Twitter/ブログInstagram】パパ作家による育児漫画まとめ 44人+α
6/10 Twitterにヒロムさん、Instagramにshinさん追加しました。 *** 男性による育児漫画まとめ記事、第1弾です。 活動中の作家さん44人と、休止中の作家さん6人、計50人のお父 ...
ここからは余談です。
2冊見つかった「父の乳」
なんとなく検索したら、古い本が2冊も見つかって焦りました…。
父の乳(獅子文六)
検索して見つけたんですが。「主婦の友」に連載された私小説。1968年刊行。連載期間は1965年1月~1966年12月。
なぜ「父の乳」なんだろう…??と思っていたら、文庫版にこんなレビューが。
素直に、率直に、淡々と語られる中に、母を亡くし 父一人に残された娘への
限りない愛情が縦糸となってストーリーが紡がれる。
作者さんは娘さんを1人で育てていたんですね。なるほど。
父の乳(毛利子来)
amazonで検索したら、子育て本を多数出している小児科医・たぬき先生も同じタイトルの本を出していたという…。
「父の乳」まとめ
自分はあまり感じたことないけれど、昔から「育児=おっぱい」てイメージが強いのかも知れません。
この辺は図書館で借りて読んでみようかな。
長くなりましたがこの辺で。
それでは~