妊娠しているとき、赤ちゃんの服を洗う洗剤はどうするんだろ?…と疑問に思いました。
ちなみに、基本的には
・赤ちゃんの洗濯物は大人と分ける必要はない
・洗剤も大人と同じでOK
…です。
(たまに柔軟剤や洗剤で肌が荒れる子もいますので、そういった場合は対応が必要となりますが。)
私の場合は旦那さんがアトピー性皮膚炎でもあるので、「出産を機に洗濯を変えて、少しでも肌の状態が改善出来れば…」と思いました。
色々なものを試した結果、今はアルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)と、粉せっけんを併用する形で落ち着きました。
経緯を書いていたら長くなったので、以下は興味のある方だけどうぞ。
アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)での洗濯
アルカリウォッシュは、どーんと3㎏入りを買ってます。
3㎏で1400円くらいです。1回の洗濯で使う量はおおさじ1-2なので結構もちます。
利用方法についてはこの本が分かりやすかったです。
●石鹸百科(書籍を監修したWEBサイト)
洗い方
セスキ炭酸ソーダは30~40度のお湯でないと効果を発揮しない為、残り湯が温かいうちに漬け込むのがポイント。
1)洗濯機を回し、洗濯物の量を測る
2)お風呂の残り湯が温かいうちに洗濯機に移す
3)洗濯物の量に合わせて大さじ1~2のアルカリウォッシュをいれる
4)そのまま朝まで放置(3時間くらいつけ置く)
5)洗濯→すすぎ→脱水→干す
メリット・デメリット
良い点・気に入った点
・すすぎが1回で済む(→水道代が減った)
・旦那さんの肌の状態がマシになった
・血の汚れが良く落ちる(布ナプキン、旦那さんの服)
・食器洗いや掃除など、他の事に使える
セスキ炭酸ソーダは台所やお風呂場、床掃除にもつかえます。
油でヌルつくタッパーや、お弁当箱を洗う時に使うと、素晴らしいです。効果てきめんです。正直、感動しました。
タッパーやガスレンジなど、台所用に買い続けてもいいと思っています。
不満
・Amazonや楽天などのネット通販でないと手にいれ難い
・漂白剤や蛍光剤が入っていない為、白いものが薄汚れてくる
アルカリウォッシュでの洗濯を続けて半年くらい経つと、白いものが黒っぽくなってきます。
※詳しくはこちらのQ&Aを参照。
黒っぽくなるのは仕方ないのですが、最初は知らなかったので「汚れが落ちてないのでは?」と思ったりしました。
現在は粉石けんを併用しています。
2日に1回、粉石けんを加えて洗っています。
洗剤を変えた経緯
私の妊娠・出産がわかった時、義理の母は「アトピーじゃないといいけど…」と言いました。
うちの旦那さんはアトピー性皮膚炎です。皮膚科に通うようになってから多少マシになったものの、肌は常に荒れていました。
義理の姉もアトピー、その子供である姪、甥もアトピーです。
お腹の子供がアトピーである可能性はありますが、悪化させないようにすることは出来るのではないか?
そう考え、旦那さんの皮膚の状態が気になりつつも使っていた合成洗剤を止めてみることにしました。
洗剤に含まれる界面活性剤は皮膚に悪いと言われています。
界面活性剤は服についた油分を浮かす効果があるので汚れが落ちやすい反面、すすぎをした後に残った成分が、皮膚の油分を奪うらしいのです。
旦那さんの皮膚に効果があるかはわかりませんが、チャレンジしてみることにしました。
この頃使っていた合成洗剤は、特にこだわりもなかったので覚えていません。
液体タイプのアリエールなどでした。
さらさ(P&G)
最初に買った洗剤は「さらさ」です。
CMの印象もありますが、無添加だし、肌にも良さそうだなと選びました。
画像の為に検索してみましたけど、赤ちゃんギフトに最適!とも書いてありますね。
…が。
よくよく調べてみると、服を白く見せるための蛍光剤や着色料は入っていないけれど、界面活性剤は使われていました。
きちんと調べずに買っていた自分も悪いのですが、なんだか騙された気分です。
arau.(サラヤ)
では、ということで購入したのが「arau.」。
ピンクのボトルがかわいいし、液体せっけんで界面活性剤は入ってないし、これなら!…と思ったのですが、2つの不満が生じました。時間が経つにつれて発生する匂いとコストです。
洗って干した直後は良い香りですが、衣替えのタイミングで、2-3ヵ月間箱に入れていた服を取り出すと古い油のような匂いがしました。
これは、せっけんでの洗濯では起きやすい問題でした。
すすぎが足りなかったり水の量に対して洗濯物が多すぎる等が原因で発生するとのこと。
今まで全自動洗濯機でスタートボタンを押すだけ。
何も考えずに洗っていた自分が悪いのですが、ちょっと面倒くさく感じました。
また、液体せっけんは1回の洗濯で使う量が多くて1.2リットルのボトルがすぐ空になりました。
1回、楽天でケース単位で購入しましたが、あっという間になくなりました。
洗濯にかかるコストを考えると、使用を続けられませんでした。
洗濯専花
次に試したのが「洗濯専花」というアイテム。
「洗濯機に入れると水が活性化されて汚れが落ちる」という触れ込みで、価格は3000-4000円と高いのですが、1年間使えます。
原理はわからないけれど、すすぎの回数も1回で済むし、ものは試し、と使ってみました。
簡単でした。水道代も減りました。
でも「本当に汚れが落ちているのか?」不安で、週に1〜2回は洗剤(残っていたarauやさらさを使って)で洗いました。
青い部分(スポンジ)にカビのようなものもポツポツできましたし…。
当初は汚れ落ちが気になることもありませんでしたが、娘の離乳食が始まると汚れが落ちなくなりました。
洗濯して綺麗になる理由がはっきりしていないことも気になりました。
洗濯専科を入れずに水だけで洗っても変わらないのではないか?と思ってしまい、もう一回買う気にはなれませんでした。
パジャン=セスキ炭酸ソーダ?
世の中のアトピー性皮膚炎の患者さんに人気が高い洗剤って何だろう?と思って調べてみたら、「バジャン」という洗剤が見つかりました。
1.2㎏で1600円くらい。結構なお値段です。
でも、皮膚科で勧められるらしいし、レビューの評価も高い様子。
でも、やはり価格が高く感じます。
1回だけ買っても、継続できなければ意味ないですし…。
口コミを探してみたら、Yahoo知恵袋にこんな回答がありました。
エコ洗濯洗剤の「arau」と「バジャン」を比較して使用してみた方、いらっしゃいませんか?
■回答■
「バジャン」は界面活性剤フリーの、炭酸塩というアルカリ剤が主成分の洗剤です。
(中略)
で、結論ですが、バジャンは止めて、買うなら炭酸ソーダにしましょう。
えっ、そうなの?
「パジャン」の説明を読んで酵素がよい働きをするものだと勘違いしていたけれど、確かに主成分は炭酸塩のようです。
つまり、セスキ炭酸ソーダで洗えばいいってことかしら?
試しに小さいものを購入してみました。
原理が分からないと気持ち悪いので、図書館で本を借りて読みました。上述した本です。
まとめ
現在はアルカリウォッシュと粉せっけんを交互に使っています。
今日がアルカリウォッシュなら、明日は粉せっけんで…といった感じ。
そして1-2ヵ月に1回、酸素系漂白剤で洗濯漕を洗浄しています。
継続できそうで、自分も家族も快適な方法にたどり着けてよかったです。
※2016年10月1日追記
記事を書いてから2年が経ちました。2016年現在は合成洗剤で洗濯しています。
実は、洗剤関係なく、この1年で旦那さんの肌の状態が劇的に改善しました。
「タモリ式入浴法」をきっかけに肌の状態がよくなり、皮膚片がポロポロと落ちることもなくなりました。
子どもたちも、ずっとタモリ式入浴法です。アトピーっぽい症状は現れていません。
アトピー関連の詳しい記事はこちらです。
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