楽しみにしていた、丸本チンタさん2冊目の単行本です。
前作も好きですが、今作は描き下ろしが多くて読み応えありました。カバー裏まで4コマ漫画があしらわれています。
全141ページ、オールカラーで紙は1080円、電子書籍は1000円です。
●作者ブログ「おひさま もっちゃん!」
●コミックエッセイ劇場で試読できます。
おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記
丸本チンタ KADOKAWA 2016-04-21
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【内容紹介】
とにかくキュートな愛娘もっちゃんと、振り回されっぱなしの漫画家パパ。
おしゃべりで、わんぱくで、じゃじゃ馬――そんなもっちゃんも5歳になって、ちょっと女の子らしい一面も見せるように。
そろそろ羞耻心が芽生えるお年頃?
ファッションやお化粧に目覚めたもっちゃんの驚き行動とは。
パパのお酒飲み過ぎを注意する姿は○○そっくり。
玄関を泥だらけにしたもっちゃんが、パパに渡してきたラムネの意味は…?
きっといつかは訪れてしまう別れの日まで、パパと娘のかけがえない毎日は続きます。
アメブロで大人気の子育てブロガー、ほぼ描きおろし&オールカラーのコミックエッセイ最新作!
【感想】
作者のプロフィール
作者の丸本チンタさんは育児漫画から成人漫画までをこなすさすらいの漫画描き(…とこの本のプロフィールに書かれていました)で39歳の男性。
妻・マコさん(まーにゃん)と、娘・もっちゃんの3人家族。
漫画の構成
4部構成になっています。
8ページのコマ割漫画が何本かと、4コマ漫画が交互に収録されています。フルカラーです。
この漫画の特徴
絵的にもネタ的にも娘・もっちゃんがかわいい。でも、ただ可愛らしく描いているのではなく、いろいろな側面を切り取って描いているのが印象的です。
女の子らしく、おしゃれや化粧に興味を抱いたというエピソードがあれば
「おちんちんさま!」と下ネタを叫ぶエピソードもあり。しかしなんで「おちんちんさま」なのだろう…?
娘・もっちゃんはとにかく可愛いです。表情豊かで色々な顔を見せてくれます。
もっちゃんへのインタビューが収録されていますが、これもかわいらしかったです。絵が上手ですね~。
好きなところ
私も娘を持つ親なので、もっちゃんが「ごまかし」たり、嘘をついたりするエピソードにはドキドキしました。今は嘘をつくこともない娘も、知恵がついて嘘をつくようになる。口答えをしたり反抗的な態度をとったりもする。そういう未来に思いを馳せることができました。大人としてきちんと対応できるか、ちょっと不安。
もっちゃんの嘘を成長の一段階と捉えて未来の話へと繋いでいく構成には感動しました。
まとめ
もっちゃんの姿を見て可愛いと思い、ネタに笑い、最後はちょっとホロリとさせてくれる良作でした。
締めがとても良かったのですがネタばれしちゃうとつまらないので是非単行本を手にとっていただきたいです。