2011年~2013年発売

『ぷりぷりふたごシスターズ』(ももせたまみ)感想~双子の娘がかわいすぎて悶絶

投稿日:2013年5月29日 更新日:

「ももいろシスターズ」などの4コマ漫画で活躍しているももせたまみさんの双子育児漫画です。
作品の特徴は圧倒的な絵のかわいさと、(娘さんの育児漫画にしてはめずらしく)下ネタが多いことでしょうか。

ひたすらかわいい双子を愛でて笑ってリフレッシュできる漫画です。

白泉社のサイトで試し読みができます。

amazon ★★★★★(5.0)※レビュー1件です 
楽天 ★★★★★ (4.60)

【内容紹介】

ももせたまみの初! 子育てエッセイコミックは、二卵性ふたご姉妹の4コマ。
おしりをプリプリふるのが だ~い好き☆なふたりは、ふたごといえども、性格がま逆!
ケンカもするけど、気づけばよりそって手を繋いでいたり…。
笑ったあとに、ほっこりできる、いまだかつてない☆子育てコミック誕生! 2011年12月刊。

【感想】

二卵性双生児の姉妹・あいちゃん、ゆうちゃんの出産~4歳まで。
おまけ的に、2人を妊娠した時期のことも描かれています。

年齢は公開していらっしゃいませんが、大学卒業後デビューされて3年間OLと漫画家の二束のわらじをはいていた…といったプロフィールから察するに、双子を出産された2006年当時は36~37歳くらいだったはず…。

作者のももせたまみさんといえば、ヤングアニマルで連載されていた「ももいろシスターズ」。

私は大学生の頃、ヤングアニマルが好きで毎号読んでました。
当時のアニマルはベルセルク、セクタス、ホーリーランドなどなど、名作揃いの熱く濃い漫画雑誌でしたね。

「ももいろシスターズ」はそんな中では清涼剤のような印象。
とはいえ、さすが青年誌といいますか、少女漫画誌「なかよし」「りぼん」などでも通用しそうなかわいい絵柄と、散りばめられたエロネタのギャップに驚いていました。面白かったです。
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本題にもどって、「ぷりぷりふたごシスターズ」。

双子の姉妹のイラストは、とにかくひたすらかわいい!!かわいい!!!
絵を見るだけでもほんわか幸せな気分になります。
ぷりぷりふたごシスターズ

表紙部分の季節に合わせたコスプレをした双子は猛烈にかわいいです。
カラーページに描かれた着物の着替え姿もかわいかった。

1月に干支のコスプレ(牛年でした)とか、10月にハロウィンのコスプレとか。
2人並んでペアルック。双子ならではのかわいさですね。もだえます。
ぷりぷりふたごシスターズ

特徴として挙げた下ネタですが、おっぱいとかうんちとかちんちんとかが絡むネタ、多めです。
男の子の育児漫画や、お兄ちゃんがいる妹さんの漫画だと「子供ってなんでうんちとかって言葉が好きなんでしょう…」というネタも多いんですけど、女の子単独で「うんちー」と叫びまくっている(笑)育児漫画は珍しい気がします。

下ネタと言っても下品には感じませんし、定番ネタとして散りばめられており、双子の成長を感じたりできて驚いたり。
おっぱいネタは微笑ましいですし。
流石といいますか、下ネタの使い方がうまくて、感心します。

個人的に気に入っているのは、お父さんネタ。
この漫画、お父さんのキャラが大変いいと思います。双子とお父さんのかけあいがとても楽しい。
旦那にも読ませたくなりました…(笑)
ぷりぷりふたごシスターズ

作者・ももせさんが悩んだり苦しんだり、といった描写はほとんどありません。
この点は作者のももせさんがすごいと思いました。
(出産直後のエピソードで少し悩んだりした描写があるけれど、ネタとして面白いので気にならないです。)

例えば、4歳近くまでオムツが外れなかったゆうちゃん(妹)が初めてトイレで出来たという4コマがあります。
4コマ2本、1ページにまとめられたトイレトレーニングネタで、さらっと描いてありますが、トレーニングをやっている間は色々と葛藤もあったと思うのです。

自分の葛藤は作品に一切、出さない。
1本の漫画として読ませて終わりにする。
だからこそ、読み手がフルに楽しめる。
読んで笑って、娘かわいい!双子かわいい!いいないいな~!!と、思える。

うちではまだ先なのですが、トイレトレーニングに悩んだときにはこの漫画を読もうと思います。
ぷりぷりふたごシスターズ

また、ももせさんが親としても冷静だなあ…と感心したのは下の1コマ。
双子で、同じように母乳を飲んでいても、便の状態が違うのか…!びっくり。
ぷりぷりふたごシスターズ

泣き方も性格も違い、内臓の働き方も違う。
結果として、成長の仕方に差が出るのは、当然といえるわけで。

逆に考えると、母子手帳の成長曲線グラフや他の子と比べて、自分の子供が小さいとか食が細いとか成長が遅いとか。そういうことを気にしなくてもいいのかも知れない。
一緒に産まれた双子を同じように育てていても、日々色々と違うのです。別の親から生まれ、別の環境で育てている子と違うのは当然でしょう。

双子を育てているからこその気付きを読んで、1人娘を育てている私も気持ちが楽になりました。

この作品の連載雑誌であった「Silky」は休刊しちゃったのですが、2巻でてほしいなあ。
1巻の終わりで、3人目(息子さん)も生まれそうでしたし、3人になってからの育児の様子も読んでみたいです。

(6/17追記)

ももせたまみの双子姉妹4コマ、こどもMOEで連載開始(コミックナタリー)
こどもMOE WEB SITE

6月14日に発売されたMOE増刊こどもMOEvol.6にて連載再開したらしいです。うれしい♪
MOEって白泉社発行だったのか…。絵本がテーマのマイナーだけど温かみのある雑誌です。

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