ブログ・Twitter・Instagram

ムーニーCM騒動について描かれた育児漫画と、ワンオペ育児という社会問題

投稿日:2017年5月16日 更新日:

先週、話題になったムーニーのCM。
育児漫画を描いてる人たちも色々反応されていたのでまとめてみました。

今回、特に調べてはおらず、私のTLに流れてきたものだけです。

SPONSORED LINK

ムーニーCMの炎上騒動

オムツ「パンパース」を販売しているユニ・チャームが、新CMを公開
 ↓
Twitterで「ワンオペ育児推奨か!?」「辛い時期を思い出した…」等の声殺到
 ↓
色々な人がCMを見た感想として、自分の思いや経験を語る
 ↓
対策めいた話が出る

…みたいな流れでした。

ムーニーCM騒動に関連した育児漫画

お子さんの年齢低めの方々(大きくても小学校低学年です)。

いっちょまえ姉妹を育てています(あね子)

あね子さんと同じように「あの時期はトラウマ」「古傷えぐられた」とコメントしてた人は多かった。辛かった思い出が昇華できると良いのですが…

子育てって何だよ(楽)(ぐうたらこ)

経緯まとめと、第2子妊娠中の作者さんが感じたことや解決策など。「還暦まであと6年だけど、新生児を育てた時の辛さは未だに忘れない」てコメント…orz
炎上中のムーニーオムツCM★本当の問題とは

いくじって、やまありたにあり(にゃぐはは)

2人目育児中で大変な筈なのに、そこまで辛くない理由を考察。「家族からの言葉がけ」だけでも違ってくるのかも知れません。(たしかに孤独感は違うような気がする。)
自分が流行り?のワンオペ育児に当てはまるか考えてみる

先輩おかあさんの意見

お子さん中学生以上のお母さんたち。

カータンBLOG あたし・主婦の頭の中 (カータン)

コメントRTもあり、自分のTLでは一番多く目にした気がします。
ムーニーのCMを見て思ったこと

スズコ、考える。(イシゲスズコ)

漫画ではなく文章ブログです。あね子さんが描いてた「古傷のはなし」と近い体験を文章化してあります。
ムーニーのCMに感じたモヤモヤしたものの正体と、あれがリアルだと感じるお母さんに伝えたいこと。

その発想はなかった…!

ムーニーマン(きりく)

RTもいいね!も一番多かった。笑える。
漫画ありませんが、息子さん育児漫画を描いてる方です。→飯育日記

あこや丸

これも笑った(^^)私は幸運にも経験ないですが、記憶では丸本チンタさん(あの日のもっちゃん。)、内野こめこさん(うちのこざんまい)も同じ経験を描いてたと思う…。

管理人が考えたこと

ここからはちょっと難しい話です。長いので興味のある方だけどうぞ。

***

私がCMを見ての感想はこれでした。


※リンク切れてるので一応→大阪2児餓死事件

ワンオペ育児→虐待→心中or子どもを放置(殺す)or子どもを残して自死…て発想でした。説明が長くなるし自分の中でも言語化が難しいんだよなあ…と思っていました。
そしたら、きちんと説明した上にそれ以上の視野を持ったブログが流れてきて。これは素晴らしかった。

企業広告の社会的責任について(明日少女隊)

メインの主張は「企業の社会的責任」ですが、私が「おお」と思ったのはこの指摘。

日本のワンオペ育児はとても深刻で、これが、母親の育児ノイローゼや鬱を招くと言われます。児童虐待にまで発展するケースも、このワンオペ育児が大きな原因となっているとも言われています。さらには、このワンオペ育児のために、学業やキャリアを諦めざるをえない女性が多く、そのことが、生涯年収の低下や、女性の社会的地位の低さなどにも繋がっています。

ワンオペ育児と虐待

統計データから、「専業主婦の方が虐待しやすい」と言われています。ワンオペ育児=専業主婦ではありませんが、(評価軸が育児しかない、他人の目がない等から)1人で子育てしていると虐待は起こりやすい。

専業主婦率と母親の虐待率の相関(でーたえっせい)

ワンオペ育児と女性のキャリア問題

1人目はなんとかワンオペ育児で終わらせても、2人目を妊娠したいと思った時、キャリアをあきらめる女性は少なくありません。

私の身の回りでも、2人目の妊娠・出産・育児を機に正社員を辞め自宅近くでパートや派遣で働く人が多いです。出産年齢が若ければ再度正社員に返り咲くことも可能でしょうが、出産が遅めだとそれも難しいのが現状です。

女性の管理職/政治家比率が上がらない問題

女性のキャリア問題に関連して。ムーニーCMについてこんなツイートがありました。

でもユニ・チャームだけでなく、日本企業全般で管理職者比率は女性の方が低いのが現状です。

数字が小さく見づらいですが、日本企業の女性管理職の割合は2016年7月時点で3.4%。なのでユニ・チャーム(4.7%)は日本企業ではマシな方です。
国の目標は2020年に10%と低めの設定だけど、現在の進捗だと達成しないでしょうね。
女性役員情報サイト

世界各国と比べるとあり得ないくらい低い。2015年時点の先進国10か国の数字で、一番低いのがアメリカで17.9%です。(日本は2015年時点で2.8%)

ついでに言えば政治家の女性比率も低い。2016年に9.5%で、アジア(16国)では14位、世界(192国)では157位と低迷しています。
世界から“20年遅れ”の日本が女性議員を増やすには

議員比率でいうと、(宗教上の理由があり)女性への差別が強いと叫ばれているサウジアラビアより低いっていうね…。
議員の女性比率ランキング、日本はサウジより下

ワンオペ育児が解決に至らない原因の一つは、企業管理職者(企業を変える実行力を持つ女性)が少ない、政治家(国や地域を変える為に活動し賃金を得る女性)が少ないことです。

現在は悪循環が発生しています。

労働時間が長いから夫が家事育児に参加しにくい
 ↓
ワンオペ育児になる
 ↓
(産休・育休後)
負担が大きく家事育児と仕事を両立できない
 ↓
女性のキャリアが断絶する
 ↓
女性管理職者(政治家)が増えない
 ↓
労働、育児、保育の問題が解決しない
 ↓
ワンオペ育児をせざるを得ない

そして新たな問題も発生しています。

ワンオペ育児→→キャリア断絶→→ 所得格差発生→→子どもの学歴格差問題や貧困問題

まとめ

ムーニーCMとワンオペ育児についてお送りしました。

女性管理職の比率は上がってませんが、育児漫画の描き手さんの就業率は高まっています。
趣味で育児漫画描いてる人は、育休明けか幼稚園入園(再就職)のタイミングで更新が止まる場合が多いです。その為ちょっと前は漫画家かイラストレーター以外は描き続けてない印象でしたが、最近は働きながらも描き続けてる人が増えてきました。

ぱっと思い浮かんだ人でいうと、ヤマモト喜怒さん、カフカヤマモトさん、きりくさん、いそメシちかこさん、森戸やすみさん、さーたりさん、pikaさん、など。後半3人は医者です。

ヤマモト喜怒さんは『ヒゲ母ちゃんと娘さん』40話で短時間勤務で働きながら連載していると描いてます。夫も19時には帰っているし、家事も一緒にする。とても理想的。

(私が見る限り)育児漫画の世界は、世の中を先取りしていることが多く、作家さんはその経験を漫画に描いて伝えてくれます。
昨日紹介した通り、サラリーマンで育児漫画を描く男性も増えています。

社会問題は簡単には解決しませんが、個人的のレベルでは良くなっていくと思っています。

こういったことを考え述べる機会を与えてくれたムーニーCMには、ある意味感謝したいような。
「(ワンオペ育児の辛さを思い出し、考え、ブログなどに記載した)その時間が、いつか宝物になる」かも知れませんね。

ちなみに、ベスト・オブ・ワンオペ育児漫画はカワハラユキコさんの『王子と赤ちゃん』です。大好きな作品。

『王子と赤ちゃん』(カワハラユキコ)感想~妻が体験した産後クライシス~

『うわばみ妊婦』のカワハラユキコさんによる、夫婦の産後クライシスを描いた漫画です。 WEB連載している時から読んでいて、何度もこのブログで紹介しているこの作品。読みながら、自分のこと、夫のこと、育児の ...

続きを見る

SPONCER LINK

SPONCER LINK

-ブログ・Twitter・Instagram
-,

Copyright© 育児漫画目録 , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.