育児日記

自分が小学生の頃に読んでいたマンガのはなし

投稿日:2014年9月7日 更新日:

私はマンガが好きで、実家にも自宅にも色々なマンガがあります。

いくつかのはてなブログを読んでいて、自分のマンガ遍歴について書きたくなったのでつらつらと。

以下、延々と自分が小6までに読んだマンガについて。

5歳~小学1年生の頃

初めてマンガを読んだのは5歳くらい。4歳上の姉が集めていた『ドラえもん』の単行本でした。

うちには家族共用の大きな本棚があり、そこには図鑑や国語辞典と一緒にマンガが置かれていました。

当時、姉は「コロコロコミック」、3歳上の兄は「コミックボンボン」を毎月買っており、上2人が読み終わった後に読んでいました。

コロコロでは『大長編ドラえもん』と『あまいぞ!男吾』が好きでした。

大長編では優しく強いジャイアンも良いのですが、臆病ながらもがんばるスネ夫が愛おしい。

大長編で特に何が好きか…?などと語り始めたら止まりません。

恐竜~鉄人兵団までは全部好きです。

大長編ドラえもん (Vol.2) のび太の宇宙開拓史(てんとう虫コミックス)

大長編ドラえもん (Vol.2) のび太の宇宙開拓史(てんとう虫コミックス)

あまいぞ!男吾』の内容はあまり覚えていないのですが、絵が好きだな~と思いながら毎号楽しみに読んでました。

ボンボンでは『やっぱアホーガンよ』という、プロレスラー・ハルク=ホーガンをモデルにした下ネタ全開のギャグマンガが好きでした。

『ファミ拳リュウ』やさとうげんさんのSDガンダム(うるうるした瞳のカミーユが印象的…)も印象に残ってます。

やっぱ!アホーガンよ 2 (コミックボンボン)

やっぱ!アホーガンよ 2 (コミックボンボン)

姉、兄ともに小学館の学習雑誌も買っていました。

マンガでは『まりちゃん』シリーズと、『あさりちゃん』を読んでました。

たまに付録でついていたゲームブックを読むのが好きでした。

小学2年生のころ

春に祖父が亡くなり、親族が集まった時、中学生の従兄が「アニパロコミックス」を持ってきました。

読ませてもらったら、私がハマっていた大河ドラマ独眼竜政宗』のパロディマンガが載っていて。大喜びしながら読みました。

高橋なのさんのDandy dragonシリーズです。名作。

Dandy dragon & spring・tiger (ふぁんふぁんシリーズ)

Dandy dragon & spring・tiger (ふぁんふぁんシリーズ)

浪花愛さんがご自分の娘の様子を描いた『ちいさな来訪者』も掲載されていました。

自分が初めて読んだ育児漫画です。子どもを持った今、読み返しても面白いですね。

ちいさな来訪者 1 (ラポートコミックス)

ちいさな来訪者 1 (ラポートコミックス)

当時はよくわかっていませんでしたが、『ミンキーモモ』『ペルシャ』などの魔法少女ものと『プロジェクトA子』の大ファンで、「アニパロコミックス」や「OUT」を愛読していた従兄は相当なオタクだったのかも知れません…。

絵を描くのが得意だったので、鉛筆でミンキーモモやA子、C子を描いてもらいました。

プロジェクトA子 DVD完全BOX

プロジェクトA子 DVD完全BOX

初めて自分用のマンガを買ってもらったのは、小2の夏休み。高杉菜穂子さんの『ギンガムAGE』が表紙の「なかよし」でした。

投稿漫画の新人賞受賞作品が掲載されていて、猫部ねこ武内直子が入選、秋元奈美が佳作に選ばれていました。

※『きんぎょ注意報!』『美少女戦士セーラームーン』『ミラクルガールズ』の作者

我ながらよく覚えていると思うのですが、暗記できるくらい何回も読みました。

それから毎月「なかよし」を買うようになりました。

「なかよし」では、なんといっても、『なな色マジック』。

あさぎり夕先生です!『あこがれ冒険者』や『ミンミン!』も好きでした。

自分も菜々子のマネをして目を閉じて7を数えてみたり、傘を振り回して踊って怒られたりしてたよ!

(高校生くらいの時期に、あさぎり先生がBL小説を出して驚いたのも今は良い思い出…。)

ひうらさとるさんも好きでした。

『ぽーきゅぱいん』や『レピッシュ!』を読んで、都会はこんなにお洒落なのね…と思ったりしてました。下北沢だったんですね…。

「りぼん」は友達から借りて読んでました。

ときめきトゥナイト』や『星の瞳のシルエット』が好きだった。

ときめきトゥナイト』では、真壁くんがかっこよく、いじわるな陽子ちゃんが好きでした。

どうでも良い話ですが、「tonight」という言葉を聞いたことがなく、発音も意味も分からなくて戸惑った記憶が…。

星の瞳のシルエット』は香澄ちゃん、久住くん、真里子の三角関係とかどうでもよくて、沙紀ちゃんと司くんの幼馴染2人がどうなるのか…!にハラハラしてましたな…。

楠桂さんは「りぼん」の中では異彩を放ってました。『妖魔』や『桃太郎まいる!』が好きだったなあ。

増刊に掲載されていた『サーカス・ワンダー』も印象深い。

あと、忘れてならないのは岡田あーみん先生。『お父さんは心配症』や『こいつら100%伝説』。

はじめ、絵が怖いなあ…と思って読んでなかったのですが、読んでみたらおかしくて。今でも名作だと思います。

お父さんは心配症 (1) (りぼんマスコットコミックス (351))

お父さんは心配症 (1) (りぼんマスコットコミックス (351))

そうだ。谷川史子さんもりぼん作家だった。

増刊に掲載された『祭・長月』が好きで、『花いちもんめ』でこの人のマンガ好きだなあ…となり、『みどりのころ、私たちは』で高遠さんに涙しました。

「りぼん」を読まなくなっても谷川さんの単行本は買ってました。

花いちもんめ (りぼんマスコットコミックス)

花いちもんめ (りぼんマスコットコミックス)

…あれ。購読していた「なかよし」より「りぼん」の方が好きだった作家さんが多いんだな…。

大人のマンガに手をだす

マンガのおもしろさに目覚めた私は、図書館にある学研の学習マンガを毎日借りては読みました。

貸出は1日1冊というルール。帰り道で歩きながら読んだら、家に着くころには読み終えてました(何度も怒られてたけど、田舎で車も通らない道だから歩きながら読んでた…)。

もっと読みたい。

意を決して、本棚の一番上にある父のマンガにチャレンジすることにしました。

父は野球漫画が大好きで、本棚には水島新司さんの『あぶさん』や『光の小次郎』、あだち充さんの『ナイン』が並んでいました。

最初、『あぶさん』を手にとったのですが、大きくて重い上に、おじさんが表紙。全く読む気になりません。

『ナイン』はかわいらしい絵だったので、全巻読みました。

4巻でキスシーンがあって、驚きました。これが初めて読んだキスシーンじゃないかな…?

こんなエッチで大人向けのマンガを読んで怒られないかな?などとドキドキしながら読んだ覚えがあります。

あだち充さんのマンガが気に入った私は、父がマンガを買ってやろうと言った際、『みゆき』をリクエストしました。

父は買ってくれました。

その後、数カ月をかけて、お小遣いと父の支援で11巻まで揃えました。

『みゆき』は妹のみゆきも同級生で恋人のみゆきもかわいらしかった。

女の子のパンツが沢山出て来る作品でして、こんなHな作品を読んでいいのかと思いながら「ムフ(はあと)」と言いつつ読んでました。

最終巻は本屋になかったので買えなかったので、ラストでどちらのみゆきを選ぶのか?は、大人になってからです。

みゆき 1 (少年ビッグコミックス)

みゆき 1 (少年ビッグコミックス)

家のマンガは全て読み終え、新しいマンガを買うお金もない私は、友達の家にあるマンガを読ませてもらうようになりました。

Mちゃんのお母さんが持っていた『キャンディキャンディ』(名作)。

Kくんのお父さんが持っていた『スーパーくいしん坊』(名作)。

Eちゃんのお兄さんが集めていた「週刊少年ジャンプ」。

どれもおもしろかったです。

でも、Eちゃんのお父さんが全巻持っていた『ゴルゴ13』は絵が怖くて読む気になりませんでした。

Yちゃんのお母さんが買っていたレディースコミックの雑誌。たしかJUDYだったかな…?

Yちゃんの家に遊びに行ったとき、お母さんが産まれたばかりの弟の面倒をみてる隙をみて、こっそり見せてくれたのですが、女の人の顔が怖いし手足が長すぎるし裸が多くて気持ち悪いし、で読みませんでした。

今振り返ると、子どもたちが読んだと気付いたYちゃんのお母さん大丈夫だったのかしら、などと要らない心配をしてしまう…。

マガジンやサンデー

本(正確にはマンガ)が好きな私たちの話を耳にしたお母さんの友達が、高校生の息子さんが購読している「週刊少年マガジン」や「週刊少年サンデー」他、捨てる予定のマンガ雑誌をくれるようになりました。

当時、マガジンでは川原正敏さんが『パラダイス学園』を連載していました。毎回、かわいらしい女の子が裸にされるラブコメです。

こんなHなマンガ読んで(以下略)。

なんとなく罪悪感もあり、母が内職に使っていた大きなミシンの下で、隠れて読んでました。

パラダイス学園 1 (月刊マガジンコミックス)

パラダイス学園 1 (月刊マガジンコミックス)

ミスター味っ子』が連載していて、美味しそうだし面白かったのでとても気に入り、単行本を買い始めました。

自分のお小遣いだけで最終巻まで買った、思い出深いマンガです。

大人になった今だと、「トンカツの二度揚げ」であれだけびっくりする味皇ってどうなのよとか、茄子で巻いたパスタって本当に食べやすいのかとか、ハンバーグにパンを巻いても美味しくない気がするんですけど、当時は本当に美味しそうに感じて、読む度に幸せな気分になりました。

サンデーではあだち充さんの『タッチ』、火渡治さんの『火の玉ボーイ』を覚えています。

マガジン、サンデーともに全て目は通していた筈だけど記憶は薄い。当時の私には難しくて、理解できる作品が少なかったようです。

小学4年生のころ

さらに時は流れて小学4年生の頃。

ある時、母親が買い物を終えるまでの間、本屋で立読みをして過ごすことになりました。

普通は「なかよし」「りぼん」のマンガを読んで過ごすのですが、その時の私は本屋の棚を見て回りました。

大きいサイズのマンガが並べてあるコーナーに足を運びました。

なんだか華やかな絵が表紙のマンガが並んでいました。

表紙には「メイドイン聖矢」と書いてあります。

(細かい話ですが、表紙に描かれていたのはカミュとミロがでした)

『聖闘士聖矢』の聖矢かな?…などと思いつつ、開いてみて…びっくりしました。

びっくりしたけれど、読みたい、むしろ買いたいと思って値段を確認しました。

単行本が2冊が買えるくらいのお値段でした。

その日は諦めて帰りましたが、お正月にもらったお年玉を使ってその本を買いました。

親に見つからないように隠れて買い、お腹に隠して持って帰り、本棚ではなくベットの脇の服が入った段ボールに入れました。

夜、みんなが寝静まった後に、懐中電灯で照らしながら読んでました。

別の日に、高河ゆんさんの本を見つけ、表紙買い。『源氏』の2巻でした。

この頃の絵は今でも好きだなあ。

やおい」という言葉やその意味を知りました。

源氏 (3) (ウィングス・コミックス)

源氏 (3) (ウィングス・コミックス)

その数か月後、CLAMPの『聖伝』と出会って表紙買い。

「同人誌」や「コミケ」というものを知り、「CLAMP新聞」という情報ペーパーを取り寄せたりしました。

高河ゆんCLAMPが連載していたので、「なかよし」を卒業して「Wings」を購読し始めたました。

『聖伝』のこのCD持ってたわ…。

聖伝-RG VEDA-音楽編

聖伝-RG VEDA-音楽編

でも『パーム』は難しくて、毎号飛ばしてました…。

その後、大学生の頃にハマって全巻買いました。 すごい作品です。

パーム (1) ナッシング・ハート (ウィングス文庫)

パーム (1) ナッシング・ハート (ウィングス文庫)

小学5年生のころ

クラスの女子の間で『闇のパープルアイ』が流行し、「週刊少女コミック」をみんなで回し読みしたりしてました。

倫子編が好きです。 小田切さん、かっこいいよね。

その後『海の闇、月の影』も流行って、みんなで読みました。

私が住んでいた町は田舎で、図書館はありませんでした。

しかし、公民館の一角に住民が寄付した本を並べる本棚が4つ置いてあり、貸出もしていました。

大人向けの本ばかりでつまらないと思っていましたが、ある日『まんが道』愛蔵版があるのを見つけ、喜んで借りて帰りました。

今までにない面白さで、繰り返し読みました。

思い出すと、何故か食べ物の描写ばかり覚えていて。

両国の下宿先近くで買って半分こした10円のたい焼き、テラさんが作ったコロッケパンやチューダー、もらったかりんとうや煎餅、青葉のラーメン、手塚先生におごってもらったビフテキなど…。すごく美味しそうに感じたんですよね。

同じく、この本棚にあったのが『カムイ伝』。

ちらっと見て、真っ黒い画面と怖そうな絵で読めるかな~?と思いながら借りました。

読んでみると、忍者たちが戦う様子がかっこいい!だけでなく、綿花の栽培や農機具の改善が描かれ、部落差別についても考えさせられました。

また食べ物の話なのですが、川で死んだ牛を解体して腸詰めを作る様子とか、仙人風のおじさんが飢えた小さい子の為に石を饅頭に変えて食べさせたりとか、薄い粥をすする場面などが、とても美味しそうでした。

カムイ伝 (1) (小学館文庫)

カムイ伝 (1) (小学館文庫)

小学6年生のころ

小6の夏休み。

たまたま立読みした別冊少女コミックの巻頭に掲載されていた『BASARA』の第1話に魂を持っていかれました。魂を持っていかれました。

なんだこれ!!と興奮して、雑誌を買い、何度も読み返しました。

『BASARA』の1話は本当にすごい。何度読んでも圧倒される。

同じ作者のマンガを読みたい!と購入した『巴がゆく!』にハマり、クラスの友達におススメして読んでもらってました。

『神話になった午後』など、のーこシリーズも素敵でした 。

独眼竜政宗』をきっかけに戦国時代にハマった私にとって、織田信長が少女マンガに登場していることが嬉しかった。

思い出すままに書いただけで、えらい長くなったのでこの辺で終わり。

なんというか、我ながらよく覚えているなあ。

マンガの題名や作者の名前、表紙の絵、コマワリや台詞が浮かびます

大人になってからの方が読んでいる作品は多いけれど、読み方が雑なせいか、あまり記憶に残っていないですね。

あと、Hなマンガの記憶が鮮明なのが不思議。

親の目を避けたり隠したり、罪悪感が強いのもあるのかな?

あの辺を読んでたのは小学校2年と3年の頃だったか…と少し驚きました。

早熟なのか、そんなものなのか…。

お小遣いで買ったマンガは母を除く家族全員が読むことになっていましたので、私、姉、兄の3人が読んだ後、父が読んでいました。

子どもが買ったマンガの内容は把握してたと思います。

よく考えると高河ゆん作品も父に渡してましたね…。当時の父はどんな気分だったのだろう…。

形式など考えず、ひたすら好きだったマンガを思い出して並べていくのは楽しいですね。

また、好きなことについて書こうかな。

ご静聴ありがとうございました。

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