【書評】おすすめの育児書

【書評】『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』(清水悦子)~1日のスケジュールを見直す~

投稿日:2013年11月9日 更新日:

久しぶりに育児書をご紹介。
いくつか気になる点がありますが、子供が生まれる前(妊娠中)に予習として読んでおくと良いかな~と思う本。

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amazon ★★★★(3.9)
楽天 ★★★★(4.24)

安眠ガイドとありますが、この本で語られているポイントは2点です。

1)光のリズムをコントロールし、体内時計を整える
2)赤ちゃんの生活スケジュールを整える

題名を見て勘違いする人も多いと思うのですが寝つきが悪い場合の対策は書かれていません
また、amazon、楽天のレビューを見ていただけると分かりますが、実践しても効果がない子もいるようです。
amazonの内容紹介があおり気味だから誤解してしまうのもうなずけます。

まずは作者のブログを読んでみて、合いそうだったら読む、くらいのスタンスが丁度良いかと思います。

●作者・清水悦子さんのブログ
「赤ちゃんの夜泣き対策の王道、ここにあり!」

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【内容紹介】

すでに3000人のママが実践し、ネット上で絶賛された赤ちゃんの眠りの悩みを解決する本。
ひとり寝を勧める欧米式のネンネトレーニングではなく、日本の風習に合わせた添い寝で赤ちゃんの睡眠改善方法を伝えます。
生活のリズムや寝かしつけのやり方を変えるだけで、驚きの変化を実感できるはず。
夜泣き、寝ぐずりでお困りのママへ安心と笑顔を届けます!

【感想】

娘を母乳で育てており、夜は添い乳で寝かしつけ、夜間授乳もしていました。
その結果、生まれてからずっ~と、ぐっすり眠れない日々が続いておりました。

当初は「添い乳って楽だわ~」…と思っていたのですが、生後半年を過ぎると「夜ぐっすり眠れない」「自分(母親)しか寝かしつけられない」状況に困るようになりました。

将来、仕事を再開することを考えると、この状況は良くない。夜、娘にぐっすり眠ってもらえれば自分も寝れるんだけど…どうすればいいんだろう?
そんなことを考えていた時期に、この本を見つけ、手にとりました。
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私がこの本のを読んで役に立ったと感じた点は3点です。
・赤ちゃんが夜起きる原因が複数書かれている
・月齢ごとの平均的なスケジュールが書かれている
・日本人が書いた文章なので読みやすい

逆に、あれ?と思ったのは3点。
・寝かしつけのコツは書かれていない
・働くお母さんの参考になるのか?疑問
・参考文献は書くべき

眠りのスケジュール作りについては、本の書かれたとおりにいくか分かりませんが、ポイントを知っておくと役に立つかも知れません。
赤ちゃんは個性の塊なので、どの育児書も「参考程度」にしておいた方が気が楽です。

赤ちゃんが夜起きる原因が複数書かれている

夜泣きについては、赤ちゃんの体内時計や寝かしつけの習慣、寝言を夜泣きだと勘違いして母親が起こしてしまう…など。
夜起きることについては、添い乳が癖になってちびちび飲むことが癖になっている、昼寝の長さやタイミング等々、が書かれています。
赤ちゃんが夜泣いたときは、おっぱいをあげる前に色々確認するといいよ~という話も。

チェックリストもついており、自分の生活を見直すこともできます。
うちの場合、環境づくりは特に問題なく、夜間授乳のときたっぷり飲まないからお腹が空いて目が覚めて泣いていたようでした。
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月齢ごとの平均的なスケジュールが書かれている

平均的な昼寝時間と、平均的な(理想的な?)生活スケジュールは便利でした。
0~1カ月・2~4か月・5~6か月・7~8か月・9~11か月・1歳~1歳半・1歳7ヶ月~3歳・4~5歳の、8種類がついています。

特に生まれてからの1年間が細かく書かれているのが便利です。
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1日のスケジュール目安は育児全般の参考書(私が購入したのは最新版育児の大百科)にも載っていますが、『安眠ガイド』に掲載されたスケジュールの方が細かくポイントが書かれており、分かりやすいです。
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日本人が書いた文章なので読みやすい

育児書は翻訳したものが多く、読みにくいなーと感じるものもあります。
例えば、よく良書と紹介される『シアーズ博士夫妻のベビーブック』。
私も読んだのですが、頭に入らず…(更にいえば、版が大きいし重くて辛かった…)。

日本人の作者が日本人向けに書いたので読みやすく、挿絵も日本人向けだなーと思います。

お父さんに協力してもらえそうなポイントが書いてあるのも、日本の家庭に沿っていると感じます。
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寝かしつけのコツは書かれていない

最初にも書きましたが、寝かしつけの方法は書いていません。
なので寝つきが悪い子の役には立たないと思いますし、題名に騙された!と思うでしょう。

この本で改善すると思うのは、赤ちゃんの夜泣き・夜起きること、です。

「スケジュールを見直して疲れさせたら眠れるようになった!」…という人もいるでしょうけれど、寝かしつけが上手くいかないと悩んでいる方にはおススメできません。

働くお母さんの参考になるのか?

細かいスケジュールが書いてあるのが良いところですが、子供を保育所に預けて働いているお母さんには参考にならないかもしれません。
私は専業主婦なのでこのスケジュールを参考に19時半に寝かしつけて6時半~7時に起きるという生活をしていますが、例えば18時に迎えに行くような生活だと寝るのは21時くらいになるのでは。
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本の中では「自分なりのスケジュールを作ろう!」とありますが、働いているお母さんのヒントになるか?と疑問。
11月末に発売されるムック本ではこの辺もフォローされているといいのですが。

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※1/16追記
ムック本の感想書きました。
【書評】イラストでわかる! 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド(清水悦子)~これから出産する人に~

参考文献は書くべき

私が「これは良い」と思う育児書の特徴として、著者の立場が中立であり、自著以外の複数の参考文献を上げています。

清水さん自身が夜泣きに悩んで色々試し、この方法を考案したと書いていますが、そのとき参考にしたり有効だった文献については参考文献として表示するべきだと思います。
清水さんの立ち位置は研究者に近い為、参考文献を紹介するのは普通のことだと思うし、それにより清水さんが考案したメソッドが役に立たないという話にはならないと思うのですが。

【余談】育児漫画に登場する寝つきが悪い子

作者の清水悦子さんの子供は娘さん。
うちも娘なので性差があるのかはわかりませんが、育児漫画を読んでいると寝つきが悪い子は圧倒的に男の子ですね。

ぱっと思い浮かんだのが『ソダテコ』(宇仁田ゆみ)のぬーた君。
抱っこひもがキライで、車に乗せるかお父さんがオンブして寝かしつけ。
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大原さんちのムスコさん』(大原由軌子)の長男・タケ君。
生後3日目から寝付かない日々が始まり、夜明けまで抱っこして歩くので足がパンパン(…という表現は、体験した人ならではだと思います…)

タケ君はスリング抱っこで寝かしつけしたら眠れるようになったようですが、大きくなっても寝つきは悪いようでした。
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『たたかえ!お母さん』(たかはまこ)で描かれた長男・とうた君も「お母さんの親指を握らないと眠れない」と描いてあったなあ…。
寝つきの悪い子と寝かしつけをテーマにまとめてみてもおもしろそうです。
これもまた、そのうち。

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●関連リンク

夜泣き対策やネントレについての経験談が書かれたブログ。
お子さんが9か月の頃の経験談です。
夜泣き対策にやった「ねんトレ」で朝まで寝るようになったような気がする。(Yuki's Blog)

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